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日経優秀製品・サービス賞2015

日本経済新聞賞

最優秀賞(5点)

  • 「北陸新幹線」=東日本旅客鉄道/西日本旅客鉄道
    「北陸新幹線」=東日本旅客鉄道/西日本旅客鉄道

    東京―長野間を走る長野新幹線を金沢まで延伸して2015年3月14日に開業した。最速の「かがやき」は東京―金沢間を2時間28分で結び、所要時間は従来より約1時間20分短縮。長時間かかった北陸と首都圏のアクセスを大幅に改善した。開業から半年の乗車人数は482万人と在来線特急に比べ3倍に増えた。22年度には福井・敦賀まで延伸する予定だ。

    事業費の一部は地元自治体も負担、観光客誘致策などをJRと地域が一体となって進めている。

  • 小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」=ホンダ
    小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」=ホンダ

    7人乗りで、ホンダが二輪車や四輪車で培った技術も生かし、エンジンと機体を一貫して開発した。エンジンを主翼の上に配置したのが特徴だ。胴体後部の両脇にエンジンを取り付ける従来の小型ビジネスジェット機と比べて、キャビンの容積が格段に広い。

    燃費性能は競合機よりも1~2割高く、最高速度を向上させた。企業や富裕層向けの小型機で、国土が広い米国やブラジル、中国などを中心に移動手段として需要を見込み、すでに100機以上の受注がある。

  • 建設現場支援サービス「スマートコンストラクション」=コマツ
    建設現場支援サービス「スマートコンストラクション」=コマツ

    あらゆるものがインターネットにつながるIoTを活用、土木建設現場の生産性を向上させるサービス。ドローン(小型無人飛行機)で空中から撮影した映像から3次元の施工図面を短期間で作製。完成データとの差を自動計算して導き出した施工計画をもとに、情報通信技術(ICT)機器を搭載した整地などが自動でできる油圧ショベルなどの建設機械を使い、現場の生産性を向上させる。現場の工事費を2~3割、人手を半分程度に減らせる。国内の1000以上の現場で導入された。

  • 安全柵がいらないロボット「協働ロボットCR―35iA」=ファナック
    安全柵がいらないロボット「協働ロボットCR―35iA」=ファナック

    人と隣りあって作業ができる産業用ロボット。最大可搬重量は35キログラムで、競合製品に比べて約3倍重いものを持ち運ぶことができる。ロボットは15キログラム以上の力が加わると停止するため、これまで必要だったロボットを囲う柵をなくすことができる。ロボットがタイヤやエンジン部品を手元まで搬送し、人はねじ締めなど細かな作業に集中できる。自動車の組み立てなど従来ロボットが使えなかった領域への導入を狙う。

  • 燃料電池車「MIRAI(ミライ)」=トヨタ自動車
    燃料電池車「MIRAI(ミライ)」=トヨタ自動車

    水素と酸素の反応で取り出した電気で走ることから「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車(FCV)で世界初の量産車。2014年12月に723万6000円で発売した。

    1回3分の水素充填で走れる距離が約650キロメートルと、ガソリン車並みの航続距離を実現した。FCV開発着手から発売まで20年超をかけた。15年11月までに日本や米国を含む世界で約440台を販売。15年の年間生産予定台数は700台だったが、17年には3000台に増産する。

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