自動車7社決算、
収益力こう変わった

スクロール

 国内自動車メーカー7社の2015年3月期連結決算が出そろった。トヨタ自動車は営業利益が2兆7505億円と前の期から20%増えた。

 トヨタ、マツダ、富士重工業、三菱自動車の4社は、営業利益が過去最高。北米市場での販売が好調だったほか、円安もプラスに働き利益を押し上げた。日産自動車が13日発表した営業利益は18%増の5895億。ホンダ、スズキの2社はリコール(回収・無償修理)などが響き営業減益だった。

生産効率化と販売増で「稼ぐ力」アップ

トヨタ
GM
VW
ホンダ
富士重
日産・ルノー
スズキ
マツダ
三菱

 各社ともリーマン・ショック、東日本大震災などの逆風を乗り越え、新興国を中心とした海外市場での販売拡大、生産効率化、コスト削減を進めてきている。本業で稼ぐ力である営業利益率、株主が出資した資本金や利益をどれだけ活用したかを示す自己資本利益率(ROE)を比較すれば、各社の業績や戦略の違いがみえてくる。

 米ゼネラル・モーターズ(GM)、独フォルクスワーゲン(VW)などの世界の競合メーカーとの競争も激しくなる。「稼ぐ力」を分析することで、これから業績の展望、経営方針をつかめる。

取材:森園 泰寛
データ出典:調査会社フォーイン、米調査会社ファクトセット、各社決算資料