夏休み、海外旅行に出かける人は多いはず。国内景気が緩やかに回復する中、為替の円高が追い風だ。旅行前の大事な準備の1つが外貨両替。少しでも安く外貨を手にする方法はないのだろうか――。
大手銀行や外貨両替店、約3円の手数料
取扱通貨が豊富で身近にあるのが大手銀行や外貨両替店。日本円と米ドルを交換する場合、1ドルあたり片道で約3円の手数料がかかるのが一般的だ。銀行間取引の売値と買値の中心値が基準となり、1ドル=100円ならドルへ交換だと103円、ドルを日本円へ戻す場合は97円になる。7月21日時点で、三菱東京UFJ銀行が個人向けに提供するレートは日本円から米ドルが1ドル=90.05円、米ドルから日本円が1ドル=84.25円となっている。ユーロの手数料は4~6円が一般的。マイナー通貨になればなるほど、手数料は増す。
この手数料には外貨を空輸するコストが含まれている。地理的に近い東南アジアの通貨は市場の規模が小さく、手数料が割高になりやすい。では、輸送費がかからない旅行先で両替すると安くなるのか。実はどちらともいえない。
海外では一定比率の手数料必要
日本では通貨単位当たりで手数料がかかるが、海外では一定比率の手数料を取るのが一般的。たとえば、ユーロ圏で両替手数料が5%の国に行ったとする。1ユーロ=120円のとき、現地では1ユーロを手に入れるために126円かかるが、日本では124~126円。反対にアジア諸国であれば、日本円の買い取り価格を高めに設定することがあるという。この場合は日本より割安に両替できる可能性がある。
主要通貨であれば、国内でも低コストで両替できる方法がある。
外貨を扱う金券ショップでは米ドルへの両替手数料が1ドル当たり2円程度。ユーロや人民元を扱う店舗もある。都内に店舗を持つラッキーコレクション(東京・千代田)は米ドルへの両替手数料が1ドル当たり1.7円、ユーロでは3.5円と銀行より安い。
FX業者の「コンバージョン」サービスも
伊集院浩二社長は「外貨の在庫を切らさないように注意している」と話す。円高傾向が強まりドル両替の来店が増えたときにも対応できれば、安定した顧客をつかめる。
同社は外貨を貿易業者から仕入れたり、外貨の預金・借り入れを活用したりすることで、リスク管理や外貨の調達費抑制につなげているという。
さらに低コストで仕入れる手段がある。外国為替証拠金取引(FX)業者が提供する「コンバージョン」と呼ぶサービスだ。マネーパートナーズやひまわり証券などに限られるが、銀行や外貨両替店などに出向く手間がかからない。
ひまわり証券のコンバージョンサービスは米ドルのみに対応している。まず、同社と米国内のATM機から現金を引き出せる銀行に口座を開設する。次にひまわり証券の口座に入れた日本円を米ドルに両替。このときにかかる手数料が1ドル当たり20銭。銀行などに比べ10分の1以下だ。
マスターカード、三菱東京UFJ銀行、ひまわり証券、為替、マネーパートナーズ、円高、キャッシュパスポート、海外旅行、トラベレックスジャパン、シティバンク、ドル、手数料、価格、外貨両替、外貨
復活ディズニー最高益へ、死角はどこに (2/6)
静かに膨らむ円高マグマ、裏にある「反グローバル」 (2/3)
原発問題、専門家が言ってはいけない3つの言葉 (1/27)
民主党が開けたパンドラの箱「年金」 (2/7)
先送りのつけ (2/7)
改めて考える「働くということ」 (2/3)
政治家は歴史が評価する大仕事を (2/1)
改めてダブルインカム・ツーキッズを考える (1/27)
超円高で海外製品をお得に買う方法 正規品の半額も (2/2)
居酒屋から百貨店まで 成熟市場をこじ開ける物語 (2/7)
就活生が知らない会社説明会の厳しい現実 (2/1)
フェイスブックをOB・OG訪問の武器に (1/5)