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中古携帯電話にもデフレの波
販売好調も競争厳しく

2010/5/1 7:00
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中古携帯電話の販売台数は拡大している(東京・中野のイーブーム中野駅前店)
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中古携帯電話の販売台数は拡大している(東京・中野のイーブーム中野駅前店)

 中古携帯電話の販売好調が続いている。1~2年前に発売された機種が1万円前後で購入できる例も多く、新品に対する割安感が強いためだ。ただ、平均的な販売単価は下落傾向にある。取扱店舗の増加につれて、販売競争が徐々に厳しくなってきたためだ。

 サードウェーブエクスチェンジ(東京・千代田)が運営するパソコン・家電販売店「じゃんぱら」では、中古携帯電話の販売台数が月3千台程度と昨秋より約5割増えた。携帯電話販売の日本テレホンは、首都圏などに展開する店舗「イーブーム」やインターネットでの売買台数が毎月10~15%程度のペースで増加しているという。

 インターネットオークションでは、中古携帯電話が商品の1つのジャンルとして定着してきた。ネットオークション比較サイト運営のオークファン(東京・渋谷)によると、大手競売サイトの「ヤフーオークション」では09年以降、ほとんどの月で1万台を超える中古携帯電話が落札されている。

 客層も広がりをみせている。以前はパソコンなどの中古情報機器の売買になれた男性が中心だったが、最近では女性の購入客も目立つ。「デコレーション(ステッカーなどを使った飾り付け)をするために購入する若い女性が増えているほか、小学生の子供のために中古携帯を買う母親もいる」(日本テレホンの片山恵理子・首都圏ショップ統括部係長)という。

 一方、店頭価格は下落傾向にある。じゃんぱらの平均販売単価は1万3千円強と、昨秋の1万4千円台から低下した。最近では中古携帯を扱う金券ショップや家電量販店が増えており、「市場競争が始まったことが値下がりに影響している」(サードウェーブエクスチェンジの木之下省悟氏)との声が聞かれる。

 機種別では、ソフトバンクモバイルの「830SH」の店頭価格が4280~7980円と昨秋から2~5割ほど下落。日本テレホンでも1万円程度から5千円程度まで値下がりした機種があるという。多機能携帯(スマートフォン)の「iPhone(アイフォーン)」は人気が高く品薄となる店舗も多いが、今後発売される最新モデルへの期待感が高まっていることもあり、販売単価は下落傾向にある。

 3~4月は「年度替わりに伴い、中古携帯が市場に出回りやすかった」(オークファン経営企画室の牟禮知仁室長)影響もあって、機種によっては値下がりに拍車がかかった。長引くデフレ(物価の継続的な下落)の影響で安値志向を強める消費者が多いため、中古携帯電話の平均単価は今後も下落基調が続きそうだ。(商品部 蛭田和也)

中古携帯電話の売れ筋機種と販売価格
NTTドコモ型番価格
SH―01B32800~38800円
T-01A12800~19800円
F-09A16800~29800円
ソフトバンクモバイル型番価格
830P5400~8980円
iPhone 3G(16GB)14800~42800円
816SH1380~6980円
KDDI(au)型番価格
SH0036980~16800円
S0018480~20300円
K0024000~9800円

※じゃんぱら調べ。価格は4月下旬時点。

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