東芝ホームアプライアンスは、遠赤外線効果を利用したスチームオーブンレンジ「石窯オーブン ER-H8」を発売した。ドア面を除く庫内全面にセラミックを含有した塗料をコーティング。そこから発生する遠赤外線で、ピザやパン、ハンバーグなどを包み込むように焼き上げる。表面を先に焼いて内部に水分を保った状態で調理できるという。
オーブン使用時には触媒の働きでにおいを分解・除去する。カセット式装置から発生させる過熱水蒸気で余分な油を落とすなど、健康的に調理できる。柔らかく調理するのが難しい茶わん蒸しなどの卵料理を滑らかに仕上げる「適温スチーム調理」も可能。
本体背面は壁にピッタリ付けられ、放熱のための上面間隔も約10cmで済むなど設置性を高めた。
【ベンチマーク商品】

パナソニックの「3つ星ビストロ NE-A302」。2009年9月発売。幅49.4×奥行き45.2×高さ38.7cm。重量19kg。庫内容量は30L。
消費電力はレンジ1400W、オーブン1380W、グリル1380W。オーブン温度は100~250℃(発酵は30、35、40、45℃)。オートメニュー数25。実売4万4000円前後。月産台数は非公表
【日経産業地域研究所研究員の視点】
東芝ホームアプライアンスのオーブンレンジは高級機「石窯ドーム」が主力製品で、「石窯オーブン」はボリュームゾーンを狙った中級機だ。
スチームオーブンレンジは過熱水蒸気を活用した脱油・減塩などヘルシー調理が特長で、消費者の健康志向を背景に人気が高まっている。
各メーカーとも高級機タイプではヘルシー調理機能が一般的になってきたこともあって、自動調理メニューの拡充や操作パネルの改善による使い勝手の向上を競うようになってきた。
一方、中級機では、健康的でおいしい料理を作るための基本的な機能充実が開発の主軸となっているようにみえる。上位機種で培った技術を下位機種に応用する動きは、消費者も歓迎するところ。8
万~10万円前後の高級機は家庭で難しい調理が簡単にできる多機能などが魅力だが、比較的購入しやすい中級機でも基本機能のさらなる充実を期待したい。
■詳細は有料の「日経消費ウオッチャー」オンライン・データベースで
| 価格 | 実売4万9800円前後 |
|---|---|
| 販売目標 | 非公表 |
| 発売 | 8月1日発売 |
| 大きさ/重量 | 幅49.5×奥行き45.0×高さ36.0cm/16kg |
| 庫内容量 | 30L |
| 消費電力 | レンジ1425W、オーブン1330W、ヒーター上780W、ヒーター下520W |
| スチーム温度/オーブン温度 | 100~250℃/100~250℃(発酵は30、35、40、45℃) |
| オートメニュー数 | 35 |
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