
パイロットコーポレーションの「オートマック」
パイロットコーポレーションは、ノックしなくても芯を自動的に繰り出すシャープペンを2011年11月21日に発売した。書くことに集中でき、講義内容などの書き漏らしも防げる。外に出す芯をごくわずかにしたので、筆圧が強くても折れにくい。
芯が筆記で減ると内部のバネが縮んでペン軸内部の芯を外に出す仕組み。先端で芯を通すガイドパイプをペン軸に収納でき、携帯時にそこを傷めたりシャツのポケットを汚したりするのを防げる。シャープペンの利用者は8~9割が学生とみられるが、この商品は成人を主要ターゲットに販売する。
自動芯出し機構のシャープペンは同社が1983年に発売し92年に販売を中止したが、今回再挑戦する。
価格は3150円。初年度1万本の販売を目指す。
【日経産業地域研究所研究員の視点】

絶対評価に基づき採点した(高級品仕様で芯を自動的に繰り出すシャープペンは珍しいため)
芯を自動で繰り出すシャープペンで約20年ぶりにパイロットが捲土(けんど)重来を期すのは、先端で芯を出す部分の形状に丸みを持たせ、課題だった書き味を柔らかくできたからだという。加えて、経費削減を進める法人が文具を大量購入することが減り、ビジネスパーソン個人でこだわりの付加価値や高機能に注目する人が増加。「特徴をアピールしやすい土壌ができた」(パイロット)ことも大きい。
実際、同社が販売店向けに開いた展示会では対象商品に驚きの声があがり、展示ステージの前から人だかりが途絶えることがなかったそうだ。筆記具の復刻版はよくあるが、「今回のように商品を改良し、通常品として再投入するのは珍しい」(同社)。
関連雑誌が相次ぎ刊行されるなど未曽有のこだわり商品ブームに沸く文具業界で、販売中止モデルに再度光を当てる試みが広がるかもしれない。
| 価格 | 3150円 |
|---|---|
| 販売目標 | 初年度1万本 |
| 発売 | 2011年11月21日 |
| サイズ | 全長142×最大径9.7mm |
| 芯径 | 0.5mm |
| ペン軸の素材 | アルミ |
| ペン軸の色 | 黒とダイヤモンドシルバーの2種類 |
| 販路 | 全国の有名文具店、百貨店 |
■より詳しく知りたい方は「日経消費ウオッチャー」オンライン・データベース(有料)で
「新製品ウオッチャー」では、日経産業地域研究所が選んだ注目の新製品を、同業他社や販売店の担当者、評論家など3~5人の専門家が評価。新規性など12項目で競合製品(ベンチマーク商品)と比べた優劣を「非常に優れる」(6点)から「同等」(3点)、「非常に劣る」(0点)までの7段階で各専門家が採点し、その平均を算出しています。
■より詳しく知りたい方は「日経消費ウオッチャー」オンライン・データベース(有料)で
人気記事をまとめてチェック >>設定はこちら
キングジムは書いた文字やイラストをスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)に保存できるマグネットシート「ショットノート(ホワイトボードタイプ)」を2月7日に発売した。…続き (5/16)
オリンパスイメージングは、レンズ交換式ミラーレス一眼デジタルカメラ「オリンパス OM-D E-M5」を3月31日に発売した。…続き (5/15)
トリンプ・インターナショナル・ジャパンはデザインを重視した30~40代女性向け補整下着「シェイプセンセーション」の春夏物を2月23日に発売した(一部製品は3月29日発売)。…続き (5/14)
「霞が関の梁山泊」今も息づく青きDNA (5/15)
稲盛氏、日航改革を語る 「幹部の慢心なお警戒」 (4/20)
伏兵スズキが焦点か 日米自動車摩擦の帰趨 (5/16)
電力不足緩和へ硬直的な価格体系にメスを (5/16)
JPモルガン損失で市場に漂う暗雲 (5/15)
「オランド流」で欧州は成長できるのか (5/14)
社内パーティーを開こう (5/16)
決めない、動かない (5/15)
経営は「真水」をくむと間違える (5/11)
住友を警戒したさくら銀行 (5/10)
愛車の買い取り価格は? 中古車値決めのからくり (5/10)
突出するシニアの消費 カギは「世のため人のため」 (5/15)
液晶モニター値下げ一服、プリンターは1割安 (5/16)
ホワイトボード大「ショットノート」 会議を効率化 (5/16)
「学際的教養」のすすめ(池上彰) (5/14)
謝罪、催促…やっかいなメールはこう書け (5/11)
脳のゴールデンタイム 朝の「超効率的」勉強法 (5/12)
三菱重工、iPadでセル生産 不具合ゼロに (5/10)
各種サービスの説明をご覧ください。