9月に入りましたが、暑い日が続きます。私は今週水曜日まで約1週間、インドに行ってきました。驚きましたが、浜松よりずっと涼しかったですよ。日本は天気も何もかも大変ですねぇ。
ところで、8月にブログで書かせていただいた「敗戦記念日」。多くの方からご意見をいただき、ありがとうございました。私の思いが少しは届いたな、とうれしく思っています。しかし、それもつかの間。いまは再び、自分の思いと社会の感覚のずれに悩んでいます。
ブログを書いて2週間後、私は静岡県にある東富士演習場で開かれた陸上自衛隊の総合火力演習を見学しました。今年で50年目を迎える歴史ある行事で、会場に着くと2万8000人もの見学者が詰めかけていました。翌日の新聞で知りましたが、一般見学の抽選は10倍近い倍率になったそうで、家族連れが多く、お子さんの姿も目立ちました。
戦車の銃弾や火力砲が数キロメートル先の的に命中すると、私の周りからは大きな歓声と拍手がわき上がっていました。私はその喧噪(けんそう)のなかで一人「あの1発で一体どれほどの被害が出るのだろう」と考えていました。休憩時間には在日米軍の音楽隊の演奏がありました。まさにショーです。夏休み最後のイベントというところでしょうか。私はその雰囲気に、例えようのない違和感を覚えました。
浜松に戻りテレビを見ていると、第2次大戦中のガダルカナル島での戦いを米軍が撮影した映像が流れていました。米兵が突進してくる日本兵を機関銃で打ち倒していきます。日本兵が手にしていたのは、先端に銃剣をつけた三八式歩兵銃。要は竹槍(やり)で機関銃に立ち向かうようなものです。目を背けたくなるような映像でした。しかしテレビでは出演者が漫画やゲームの話をするように、談笑を始めたのです。その笑みに特別な意味があったわけではないのかもしれません。しかし、多くの方の命を奪った、悲惨な戦場の記録です。私はため息を一つつき、テレビのスイッチを切りました。
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