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就活の解禁時期、1年で見直しへ

2015/11/12 18:00
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学生の採用選考開始時期の見直しについて記者会見する経団連の榊原会長(9日)

学生の採用選考開始時期の見直しについて記者会見する経団連の榊原会長(9日)

 経団連は今年変更した大学生の就職活動の日程を見直し、2017年4月入社の学生から、面接など選考活動の解禁時期を8月から2カ月程度早める方針を打ち出した。

 経団連の榊原定征会長は9日、会長・副会長会議後の記者会見で、大学生の就職活動の解禁時期について「現行の8月から2カ月程度前倒しする必要があるという考え」との姿勢を明確にした。

政府や大学関係者との協議を経て11月中に正式に決定する。

経団連会長、就活解禁「2カ月程度前倒しする必要ある」(11月9日)

■加盟企業の8割超「悪影響あった」

 今年は選考開始が4カ月遅くなったことで、結果として就活が長期化した。

 経団連非加盟の外資系や情報技術(IT)系の企業には春先に内々定を出すところが相次いだため、3年生の夏から4年生の夏まで延々活動した学生が続出した。

 経団連が加盟企業に聞いた調査では87.9%が「採用に悪影響があった」と回答し、日程見直しを求める意見は80%に達した。

就活ルール迷走 「選考2カ月前倒し」経団連表明(11月10日)

■暑い時期に活動

 学生が学業に専念できるよう、今年は面接などの解禁時期を4月から8月に遅らせた。

 経団連は2013年9月13日、今の大学2年生から適用する就職活動の新しいルールを正式に発表した。会社説明会や面接の時期を3~4カ月ほど繰り下げるのが柱だ。

 活動時期を繰り下げるのは、大学生が勉強に集中できる期間を長く確保するためだ。4月に安倍晋三首相が経済界に検討を求めた。

 指針に基づき「大学3年生の12月」としている説明会など就活の解禁時期を「3年生の3月」にずらす。面接や筆記試験など選考を始める時期は「4年生の4月」から「8月」に遅らせる。

就活繰り下げ、縛り弱く 経団連指針発表(2013年9月14日)

 だが、就職情報のマイナビ(東京・千代田)が今年10月22日発表した2016年春卒の「新卒採用・就職戦線中間総括」では、採用日程の変更でマイナスの影響を受けたと答える学生が目立った。

 調査では「マイナスの影響が大きかった」と「どちらかといえばマイナスの影響が大きかった」の回答が合計で79.3%に達し、「プラスの影響が大きかった」と「どちらかといえばプラス」の合計(20.7%)を大きく上回った。

 マイナスの理由(複数回答)では「暑い時期に活動しなければならなかった」が60.5%と首位。次に「卒業論文や卒業研究の妨げになった」(55.7%)や「水面下で採用活動する企業があって状況が把握しづらかった」(55.6%)が続いた。

就活日程の変更、学生の8割「マイナス」 民間調べ(10月23日)

 ■「オワハラ」が増加

 就職活動ルール見直しに付随して、今年は企業が内々定を出す条件として学生に就職活動を終えるよう強要する「オワハラ(就活終われハラスメント)」にも注目が集まった。

 調査では78.6%が「相談を受けた」と回答。「相談を受けていない」(14.3%)を大きく上回った。

 内定辞退者が出た企業はその穴を埋めるため採用活動が長期化する。企業側からは「売り手市場のなか、例年以上に企業の本性が表れたのではないか」との声も聞かれた。

オワハラ「相談受けた」78%(11月4日)

 ■6月解禁には反対論も

 企業や学生の混乱を招いた就職活動のルール見直しを巡って、有力大学の6割が4月の選考解禁が望ましいと考えていることが日本経済新聞社の調査でわかった。

 面接などの選考解禁時期を従来の大学4年次の4月から8月に後ろ倒しした今年の就職活動について、94.2%が「問題がある」と回答した。

 「6月解禁」を巡っては、文部科学省内に「授業や試験と重なり、学生への影響が大きい」(幹部)との反対論が強い。

就活、面接の解禁は…学長の6割「4月が適当」(11月1日)

 3月に会社説明などの広報活動を始め、6月に選考を解禁するという就活日程に当の学生たちはおおむね否定的だ。

学生、就活「6月解禁」の新日程に困惑(11月10日)

 1年で日程が変更されることに戸惑いも広がる。

 選考解禁は昨年までの4月から変更したばかりで、学生からは朝令暮改の就活ルールに困惑する声が出ている。

 大学側は来年は日程を変えないよう求めており、11月末までに政府を含む関係者間で調整する。

就活ルール迷走 「選考2カ月前倒し」経団連表明(11月10日)

 加藤勝信一億総活躍相は10日の閣議後の記者会見で、経団連が来年から大学生の就職活動の選考開始時期を今の8月から2カ月程度早めたいとの方針を示したことに「当事者である大学生の視点に立ってしっかり議論していくことが重要だ」と述べた。

総活躍相、就活前倒し「学生の視点での議論重要」(11月10日)

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