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独VW、排ガス不正でブランド失墜

2015/9/24 18:00
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 ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が排ガス規制の試験で不正をはたらいたことが明らかになった。ヴィンターコーン社長は辞任を表明した。ブランドは失墜し、業績の悪化は避けられない見通しだ。

■試験時だけ排ガス減らす

米環境保護局(EPA)が18日、VWのディーゼル車で排ガス試験の時だけ排ガス量を減らす違法なソフトウエアが使われていたと発表し、発覚した。対象は2009年~15年に発売されたVWの「ジェッタ」「ゴルフ」「ビートル」、傘下の独アウディ「A3」と、14~15年に発売のVW「パサート」のディーゼル車の5車種。

VWによると、VWグループのディーゼルエンジン「EA189」を搭載した車両で、排ガスの試験の結果と実際の走行時の排ガス量のデータが異なるという。このエンジンを搭載した車両は全世界で1100万台が販売されている。

■業績の悪化避けられず

不正対象の車は世界で1100万台にのぼり、対策費用の引当金として65億ユーロ(約8700億円)を特別損失に計上するとも決めた。

VWブランド失墜、業績悪化不可避 信用回復に1~2年(9月24日)

米メディアは制裁金が最大180億ドル(約2兆1600億円)に上ると報じる。VWも不正を認め、刑事訴追の可能性もある。VWの14年12月期の純利益は108億4700万ユーロ(約1兆4750億円)。

■社長は辞意表明

ヴィンターコーン氏は同日の声明で「人事も含めて新しい出発が必要だ」と社長を退く考えを明かした。さらに「これが信用を取り戻す唯一の方法だ。VWグループはこの巨大な危機を乗り越えると確信している」と表明した。VWの最高意思決定機関である監査役会が25日に後任の社長人事などを決める見通しだ。

VW社長が辞意表明 排ガス不正引責「新しい出発必要」(9月24日)

■急成長のひずみか

ヴィンターコーン氏が社長に就任した2007年に「18年に1000万台」という目標を掲げ、中国での生産能力を拡大し、高級車や商用車のブランドも次々に傘下に収めた。14年には1千万台に達し、就任時から売上高はほぼ2倍。順調に見えた。ところが、その背後でコストは膨らみ続けた。14年12月期の売上高営業利益率は6%と、トヨタ自動車(15年3月期)の10%に劣る。

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VWブランド失墜、業績悪化不可避 信用回復に1~2年(9月24日)

■他社への波及懸念も

ディーゼル車はドイツの環境技術の象徴でもあっただけに、不正でイメージが悪化する事態を各社は恐れる。米メディアによると、EPAは独BMWや独ダイムラー、米国車などへの調査対象の拡大を検討している。

世界大手がなぜ不正 ディーゼル車普及焦ったか(Q&A)(9月23日)

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