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無線LAN「ただ乗り」逮捕 安全に使うには

2015/6/12 18:00
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捜査幹部は「摘発したのは氷山の一角」と指摘する

捜査幹部は「摘発したのは氷山の一角」と指摘する

 近隣の住宅の無線LAN(構内情報通信網)に不正に接続したとして、30歳の男が電波法違反の疑いで逮捕された。無線LANは急速に普及する一方、情報を盗み見られたり、犯罪に使われたりするなどの危険性が指摘されている。専門家は機器の交換などの対策を急ぐよう呼びかけている。

■無線LAN、半分以上の世帯が導入

無線LANはパソコンやスマートフォンなどをワイヤレスでインターネットに接続する仕組み。

Wi―Fiはその方式の一つだが、同じ(無線LANの)意味で使われている。

持ち運びが容易なノートパソコンやタブレット型端末が広がったこともあり、総務省によると、2013年末時点で約54%の世帯が利用している。

Wi―Fi使える場所増加 観光地に外国人呼び込む(5月12日)

■不正接続の仕組み

通常、無線LANでネットに接続する際には暗号パスワードが必要。

2000年代前半以降、このパスワードが外部から解読される危険性が指摘されるようになった。

解読されるのは「WEP」と呼ばれる暗号方式。インターネットなどでは不正接続を目的にした専用の機器も販売されている。

今回電波法違反容疑で逮捕された男は、WEP方式の暗号を数分で解読できるソフトを使用。ネットバンキングの不正送金で身元を分からなくするために他人の回線を使っていたとみられる。

無線LANただ乗りに使用されたパソコンなどの押収物(12日午前、東京都港区の赤坂署)
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無線LANただ乗りに使用されたパソコンなどの押収物(12日午前、東京都港区の赤坂署)

■古い機器の買い替え検討を呼びかけ

無線LANの暗号はその後、セキュリティーを強化した「WPA2」と呼ばれる方式が開発された。この2~3年に出荷された機器は初期設定でWPA2が採用されているという。

ただ情報処理推進機構(IPA)が14年度に実施した調査では、WPA2を使う人の割合は13.2%にとどまる。

IPAの担当者は「不正接続だけでなく、ネット通信の内容を盗み見されたり、勝手にパスワードを変えたりされる危険もある」と指摘する。

家庭にあるルーターなどの機器の表示や管理画面で方式を確認し、古い場合は買い替えなどを検討するよう呼びかけている。

■公衆無線LANでも課題に

京都市は地下鉄駅やバス停、公共施設などでWi―Fiを無料で利用できる環境整備を進めている

京都市は地下鉄駅やバス停、公共施設などでWi―Fiを無料で利用できる環境整備を進めている

 訪日客を観光地に呼び込む目的などで、各地で公衆無線LAN(Wi―Fi)の導入・拡大が相次いでいる。ここでもセキュリティー上の危険性が指摘されている。

Wi―Fiはサービスによって入力された情報が暗号化されないものがあって、入力したメールの内容や検索した言葉などが他の人に見られる可能性がある。パスワードやクレジットカードの情報を盗まれる恐れもある

Wi―Fi使える場所増加 観光地に外国人呼び込む(5月12日)

京都市は5月28日から市内の公共施設などで提供する公衆無線LAN「Wi―Fi」の接続時間に制限をかけた。

これまでは24時間連続で接続できたが、30分ごとに再接続が必要になる。接続時間の制限と同時にバス停では、午前1~5時のサービス提供を停止する。犯罪への悪用などを防ぐ狙い。

京都市提供のWi―Fi、接続時間を制限(5月27日)

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