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デンソー、将棋電王戦に名乗り ロボットで王手指す

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2014/3/12 14:30
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 今年3月15日から開催されるコンピューターとプロ棋士の対局「第3回将棋電王戦」に、産業用ロボットを手がけるデンソーが参戦することになった。デンソーは今回、将棋の駒を正確に指せるロボットアームを開発、将棋ソフトの「代指し」として全5局で提供する。真剣勝負に水を差さぬようにと、デンソーの開発陣も本気で臨む。

 今年で3回目を迎える将棋電王戦は、これまで以上に「人間対コンピューター」の色が濃くなる。デンソーが、日産自動車やローソンに続く4番目の協賛企業として名乗りを挙げたからだ。

デンソーが将棋電王戦で提供する「電王手くん」
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デンソーが将棋電王戦で提供する「電王手くん」

 デンソーが提供するのは「電王手くん」と称するロボットアーム。各将棋ソフトが決めた指し手の情報を受け、任意の駒を将棋盤上に置くことができる。デンソー子会社が販売する産業用の垂直多関節ロボットを改良した。木製の駒をアーム先端の吸盤が吸着し、移動する。

 これまでの電王戦は将棋ソフトが考えた指し手を人間が盤上に反映していたが、電王手くんの導入で、思考も動作もコンピューターが担うことになる。

 産業用ロボットの進化からすれば造作もない、と思いきやさにあらず。電王戦に臨むプロ棋士、ソフト開発者同様、デンソーの開発陣も真剣勝負で挑んでいる。

■将棋の駒を運ぶ難しさ

 「人が片手で簡単にやれることを、ロボットがまねるというのは、実は簡単ではない。それを今回、限られた時間で実現させることは、我々にとって大きなチャレンジでした」。プロジェクトの責任者を務めるデンソーウェーブ制御システム事業部の沢田洋祐氏はこう話す。

 通常、産業用ロボットが扱うのは樹脂や金属でできた精緻な部品。だが今回は、木製の駒を正確につかみ、運ばなければならない。しかも、駒の寸法や彫られた文字の形状に加え、対局相手のプロ棋士が指す駒の位置や将棋盤の形状にもばらつきがある。

 さらに対局場所は工場ではない。将棋盤の向こうに座るプロ棋士の動作はロボットの可動域と重なるため、工場以上に安全性を徹底する必要がある。全5局の会場は、有明コロシアム、両国国技館、小田原城などすべて異なり、ポータビリティーを考慮したシステム開発も迫られた。

 しかしデンソーの開発陣は、これらの課題を約1カ月でクリアした。

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デンソー、ロボット、将棋、電王戦、ドワンゴ、谷川浩司、川上量生

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