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日本3連敗、問題は力不足でなくコンディション
サッカージャーナリスト 大住良之

(3/3ページ)
2013/6/23 11:02
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 その直後のメキシコの右CK。選手交代直後、絶対に失点してはならない状況だった。しかしニアポストのDFミエルに合わされてファーポストまで流され、そこでエルナンデスのヘディングを許して0―2と差を広げられる。

中村投入、リズム取り戻し反撃の1点

後半、岡崎(右)がゴールを決め1点を返す=写真 浅原敬一郎

後半、岡崎(右)がゴールを決め1点を返す=写真 浅原敬一郎

 3―4―3にしたザッケローニ監督の意図は、サイド攻撃を強化することにあったが、73分、この日メキシコのエースMFドスサントスをよく抑えていた左サイドの長友佑都(インテル・ミラノ)が左膝を痛めるアクシデント。MF細貝に代えてより攻撃的なMF中村憲剛(川崎)を投入しようとしていた矢先だったが、ザッケローニ監督はそのまま中村を入れ、システムを4―2―3―1に戻した。

 チームをよみがえらせたのは、中村だった。ボールの流れが良くなり、日本は再び試合開始当時のリズムを取り戻して攻め込んだ。そうしたなかから、86分、香川が左から大きく振り、走り込んだ遠藤がワンタッチで落としたところを岡崎がけり込んで1点を返す。

 追加タイムは5分もあった。その1分目にはメキシコにPKが与えられたものの日本のGK川島永嗣(スタンダール)がストップ、日本は懸命にパスをつないで同点ゴールを目指したが、ついに届かなかった。

「全員が最高の状態で」が最低条件

 3戦して3敗。しかし、ただ力がないから負けたわけではない。3月のヨルダン戦を落とし、そこでワールドカップ(W杯)出場を決めることができなかった。だから6月4日のオーストラリア戦に全力を注ぐしかなかった。3月に決めていれば、コンフェデ杯への準備がもう少しできたはずだった。

 日本のレベルのチームが世界を驚かせようとしたら、ともかくチーム全員が最高のコンディションで大会に臨むことが最低限の条件だ。いまの日本は、その条件さえ整えば「何か」ができることは、イタリア戦で証明された。今後も強化は大切だが、来年のW杯に向けての最後の数週間の大事さが改めてクローズアップされた今回のコンフェデ杯だった。

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