歯の治療費こう決まる 痛い目に遭わない基礎知識

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2013/6/9 7:00
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 6月4~10日は「歯と口の健康週間」。しかし、歯の治療をつい先延ばしにする人も多いだろう。敬遠する理由は治療の痛みと機械音、そしてお金の心配。「治療費が想定より膨らんだ」「治療内容に比べて高い」と後悔しないためにどうすればいいのか。

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 「うん、いい感じだ」。都内に住む男性会社員のAさん(37)は歯磨きの途中、鏡をのぞき込んでは虫歯の治療痕を確認する。昨年18万円をかけて2本の歯にセラミックをかぶせた。仕上がりは満足だが、費用については「相場が分からず、口の中ほどスッキリしない」と苦笑する。

 歯の治療への消費者の不満や相談は増加傾向にある。国民生活センターによると、歯科治療に関する相談件数は2012年度に3000件強。04年度に比べ2.6倍に達した。相談で最も多いのが施術の不良。次いで歯科医の説明内容と治療費に関するものだという。

■「併用」で曖昧に

 歯科治療の内容は健康保険の対象と、それ以外の自由診療に分かれる。保険診療は基本となる治療で、虫歯や歯周病など一般的な内容に対応する。抜歯、レントゲン撮影といった処置ごとの点数の合計で治療費が決まる。現役世代なら3割を自分で払い、残りは健康保険が負担する。治療1回当たりの自己負担額は数千円以内で済む場合が多い。

 一方、歯を白くするホワイトニングや歯列矯正など美容目的の治療は保険の適用外だ。インプラント(人工歯根)やセラミックなど新しい技術や高価な材料を使う場合も自由診療になる。

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