スポーツ > サッカー > 記事

from FIFAマスター(宮本恒靖) サッカー選手の価値と財務諸表

(1/3ページ)
2013/1/25付
共有
保存
印刷
その他

 サッカークラブにとって、選手は最大の財産といえるだろう。では、クラブの経営状態を表す財務諸表で、選手の価値がどのように表現されるかご存じだろうか。

ミラノではFIFAマスターの2つめのテーマ、マネジメントについて学んでいる

ミラノではFIFAマスターの2つめのテーマ、マネジメントについて学んでいる

 一般企業と同じように、クラブが抱える資産と負債の額はバランスシートで示される。ユースからそのままトップチームに昇格してプレーしている選手の場合、実はバランスシートには何も記録されない。その選手の「金額」がまだ決まっていないからだ。

他クラブから獲得した選手が…

 他のクラブから獲得した選手の場合は違う。相手クラブに支払った移籍金の額が資産として計上され、契約年数によって減価償却されていく。パソコンや工作機械など、一般企業の設備と同じ具合だ。

 仮に僕自身のケースで考えてみよう。G大阪でプレーしていたときはユース上がりだったので、バランスシートには登場しない。

 ザルツブルク(オーストリア)から日本に戻り、神戸に加入したときは資産として処理される。会計基準は国やクラブによっても違うが、欧州ではこの方法が主流だそうだ。

 イタリア1部リーグ(セリエA)のACミランで40歳までプレーしたパオロ・マルディーニという選手がいる。セリエAの史上最多出場647試合という金字塔を打ち立てたが、ユースから引退までミラン一筋だったため、会計上は生涯、値段がつかないままだった。

クラブの名前自体が大きなブランド価値

 国際サッカー連盟(FIFA)の大学院、FIFAマスターに籍を置く僕は今、そのミランの地元でこういった内容を勉強している。年明けから始まった2つ目のテーマがマネジメントの授業だ。

 クラブの財産には、選手のように会計的な処理が難しいものが他にもある。ミランのように世界中に名がとどろいている名門なら、クラブの名前自体が大きなブランド価値を持つ。

 それは本来、値段をつけることのできない無形の財産のはず。しかし、クラブがペーパーカンパニーを設立し、その企業にブランド名を売却することも手続き的には可能だ。

共有
保存
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

ハイライト・スポーツ

試合速報・結果

J1 第4節(3/19)結果一覧

G大阪 1 (終了) 1 浦和

J1 第4節(3/18)結果一覧

C大阪 1 (終了) 0 鳥栖
札幌 2 (終了) 1 広島
FC東京 3 (終了) 0 川崎
0 (終了) 1 仙台
清水 2 (終了) 3 鹿島
甲府 1 (終了) 0 大宮
神戸 1 (終了) 0 磐田
横浜M 1 (終了) 1 新潟

J2試合速報結果一覧

J3試合速報結果一覧

更新 共同通信社提供

[PR]