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角界一美しい所作、悲願の三役 小結・豊真将(上)

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2011/11/14 17:44
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 幕内上位に上がっては、何度も何度も跳ね返された。けがに泣かされ、番付運にも見放された。豊真将の行く手に立ちはだかった三役の壁。9月の大相撲秋場所。ついに壁を乗り越えた。

いかなる時でも心を内に秘めて深々と頭を下げる

いかなる時でも心を内に秘めて深々と頭を下げる

■歴代4位の高齢昇進、故郷に凱旋

 3大関を総なめにするなど、4度目の東前頭筆頭で初の勝ち越しとなる10勝を挙げた。「(三役の壁を)払拭しないといけないと思っていた。長かった」と実感を込める。山口県出身の豊真将にとって、九州場所(13日初日、福岡国際センター)は準ご当地。30歳6カ月と歴代4位(1958年以降初土俵)の高齢で悲願の三役(小結)昇進を決め、堂々の凱旋だ。

 4年前に昇進していても不思議ではなかった。2007年春場所では東前頭5枚目で11勝を挙げる活躍を見せたものの、東筆頭に留め置かれた。同年秋場所では上位総当たりの西前頭筆頭で8勝7敗と勝ち越したのに、またも東筆頭に「半枚」上がっただけ。いずれも三役に届く成績ながら、他の力士との兼ね合いで見送られた。豊真将は「勝負弱かった」と振り返るが、不運だけで片付けるのはあまりに気の毒だった。

■「もう上に行けないよ」 陰口も乗り越えて

 その後は左手の負傷や頸椎(けいつい)捻挫で休場するなど、けがにも苦しんだ。番付を駆け上がったころの勢いはすっかり影を潜め、年齢を重ねた。「豊真将はもう上にいけないよ」。上位力士からそんな陰口も聞こえてきた。そこからはい上がっての三役昇進。守りから攻めの相撲へと変貌を遂げ、秋場所では敢闘精神あふれる相撲をファンが評価するマークシート調査で、稀勢の里に次ぐ幕内第2位の評価を得た。30歳は成長を続ける。

 幕内土俵入りで、豊真将はひときわ大きな声援を浴びる。支持される理由は、けれん味のない相撲内容はもちろん、「礼に始まり、礼に終わる」という大相撲のよき伝統文化が所作から伝わってくるためだろう。

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