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ボクシング・西岡、本場ラスベガスで王者のファイト
10月1日に元2階級王者マルケスと防衛戦

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2011/9/30 7:00
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レンドール・ムンロー(右)を判定で下して5度目の防衛を果たした西岡(10年10月)
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レンドール・ムンロー(右)を判定で下して5度目の防衛を果たした西岡(10年10月)

 実は過去をさかのぼると同地で戦った日本人ボクサーも少なくない。無冠時代の辰吉丈一郎(元WBCバンタム級王者)は1995年と96年に計3度ノンタイトル戦を行っているし、西岡自身も世界王者になる前の2002年と06年に勝利を収めている。今年4月には元WBA(世界ボクシング協会)スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕が世界ランカー相手に初回KO勝ちしている。

■チャンピオンとして乗り込む重み

 世界タイトルに挑戦した選手も2人いる。1人目は1978年にWBCウエルター級王座に挑んだ龍反町(KO負け)。それから18年後の96年には現在、西岡のトレーナーを務める葛西裕一がWBAスーパーバンタム級王座に挑んだが、判定負けで王座獲得はならなかった。

 こうした歴史を踏まえても、今回の西岡のラスベガス進出にはエポックメーキングとして別格の重みがあるといえるだろう。それはチャンピオンとして乗り込むからにほかならない。

過去に海外防衛戦に挑んだ
世界チャンピオン(国内出身者)
チャンピオンタイトル
1963年ファイティング原田世界フライ級
   64年海老原博幸世界フライ級
   73年柴田国明WBAスーパーフェザー級
   76年ガッツ石松WBCライト級
   76年ロイヤル小林WBCスーパーバンタム級
   85年渡辺二郎WBCスーパーフライ級
2001年徳山昌守WBCスーパーフライ級
   09年西岡利晃WBCスーパーバンタム級
   10年石田順裕WBA暫定スーパーウエルター級
   11年下田昭文WBAスーパーバンタム級

■少ない海外防衛戦、知名度の低さの要因に

 過去に日本のジムから誕生した世界チャンピオンは67人。だが、海外で防衛戦を行った王者は14人で、国内出身者に限れば10人(防衛成功は3人)しかいない。

 テレビマネーを中心とした経済力で地元開催を実現させてきたからだが、一方でリスクを恐れて自分の庭から出ようとしない日本ボクシング界の姿勢は、日本人ボクサーの国際的知名度の低さにもつながっている。

 西岡の所属する帝拳ジム会長で世界的プロモーターの本田明彦氏も、「日本の選手はまだ米国ではほとんど知られていない」と語る。

 6度の防衛で長期政権を築いている西岡であっても例外ではない。ラスベガスは魅力的なカードでなければ客を呼べないシビアな世界。今回の防衛戦が実現できたのは、日本で生中継するWOWOWの強い後押しに加え、ビッグネームの挑戦者の存在によるところが大きい。

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