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なぜ台湾まで泳ぐのか 日台泳断150キロに挑む若者たち

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2011/9/9 7:00
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 東日本大震災後、世界中から日本に多大な支援が寄せられた。それに対し、サッカーのなでしこジャパンがワールドカップ会場で「ありがとう」のボードを掲げるなど、日本人は様々の形で謝意を示している。9月中旬に20~30歳代のスイマー6人によって行われる「日台黒潮泳断チャレンジ」は、被災県知事の感謝メッセージをわざわざ海を泳いで渡しに行く計画だ。沖縄県与那国島から、200億円超の義援金を送ってくれた台湾まで、なぜ泳ぐのか?

台湾まで泳いでいく鈴木さん(左)ら(神奈川県茅ケ崎市)

台湾まで泳いでいく鈴木さん(左)ら(神奈川県茅ケ崎市)

■海に魅せられて

 この挑戦の発起人である鈴木一也さんを見るたび、登山家、ジョージ・マロリーの言葉を思い出す。「(登るのは)そこに山があるからだ」。鈴木さんの場合、山ではなく海なのだけれど……。

 「水の中が好き。静かな水中で耳を澄ますと落ち着く。それが海だとさらに落ち着く」と話す鈴木さんは大手家電メーカー社員。神奈川県茅ケ崎市、海まで5分のところに住む。

 大学までは競泳選手だったが、卒業後はライフセービングの世界に移った。しかし、全日本選手権を連覇すると、疑問が生じた。「人と順位を競うのは何かが違う」

 その後、鈴木さんが格闘相手に選んだのは海そのもの。海は予測不能で、体全体のセンサーを働かせ、万全を期しても簡単にはいかない。自然ほど、謙虚に敬服の念を抱かせる相手はいない。

 2009年、伊豆大島から茅ケ崎まで約70キロを約22時間かけて泳いだ。夜の海、ライトを照らせば夜行性の海洋生物が寄ってくる。サメも怖いが、ヤリのような口を持つ魚のダツの方が怖い。潮流を読み間違うと、進もうとしてもなかなか進まない。

 見慣れた茅ケ崎の海岸を目前にして、何時間も停留した。「諦めたくないが、それにしても進まないなあ」。こういう苦しい状況の中、次への挑戦を思いついたという。

 「海は島と島、陸をつないでいる。次は国境を泳いで越えてみたい」

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