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W杯から見えたもの 日本サッカーが目指す道
編集委員 武智幸徳

(2/4ページ)
2010/8/1 7:00
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パス成功率はワースト

 日本はどうか。4試合を戦って890本のパスを交換、1試合平均222.5本という成功本数はニュージーランドの221本をわずかにかわして参加32チーム中最少という“不名誉?”は免れたものの、60%の成功率はニュージーランドの61%より低く、参加チーム中ワースト記録だった。

パスの名手の遠藤らがいたが…(6月24日のデンマーク戦)=写真 今井拓也

パスの名手の遠藤らがいたが…(6月24日のデンマーク戦)=写真 今井拓也

 ベスト16の中で1試合平均のパス成功本数が200本台で、成功率も60%台だったのはウルグアイ(270本、62%)と米国(293.7本、67%)と日本だけ。特に日本はパスの射程が長くなるほど精度は落ち、ロングパスは319本けってつながったのは115本、成功率は36%でスペインの63%と比べると相当見劣りがする。

走ってはいるが…

 これだけミスが多いと、日本の武器である「走り」の中身にも影響は出る。全選手の走行距離を合算した数字をスペインと比べると、日本の1試合平均の走行距離は116.13キロでスペインの109.62キロを上回っている。しかし「ボールをポゼッションして走る距離=攻撃」と「ボールがない状態で走る距離=守備」に区分けすると、前者の1試合平均が日本は34.83キロであるのに対しスペインは48.97キロ。後者が日本は50.78キロであるのに対し、スペインは36.91キロだ。

 つまり、その両項目を足したボール絡みのプレーで日本もスペインも等しく85キロほどの距離を走っているものの、プレーの選択に狂いが少ないスペインはチームとしてボールを保持して(簡単にいえば主導権を握って)走る距離の方が長く、技術上のミスや判断ミスが多い日本は相手にボールを渡す機会が多く、それゆえに相手の動きに対応して「走らされる」距離の方が長いことを意味している。どちらのサッカーの消耗が激しいかは推して知るべしだろう。

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