サンゴ礁回復、低コストで 大成建設が建築材活用

2014/5/6付
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 大成建設は地球規模で減少が続くサンゴ礁の回復に役立つ技術を開発した。安価な建築材料のモルタルを使った専用器具を活用し、海底に置いてサンゴの卵や幼生を着床させて回復を促す。従来のセラミックス製に比べて専用器具のコストは半分になる。サンゴ礁を回復するシステムとして売り出す。

 開発した器具はセメントと砂に水を加えて練り上げたモルタル製で、直径3センチ、高さ2センチの円柱。表面に微細な凹凸があり、直径2ミリメートル程度の卵が着く。海底に重ねて使う。

 サンゴの生育に適した場所である沖縄県・宮古島の沿岸で実験。器具を計600個海底に置いた。2年後に調べると、延べ42個の卵が着床。最大で約40ミリメートルに成長していた。従来技術と同じ効果が得られた。

 同社技術センターの片倉徳男リーダーは「専用の焼き窯も不要で、離島でも製造しやすい」と話す。従来のセラミックス製は高価で海流などで破損するケースもあった。

 世界のサンゴ礁の総面積は約60万平方キロメートルで、様々な海の生物を育む。海水温の上昇や生活排水の流入などによる環境変化に弱く、過去20年で面積が約3分の2に減ったとされる。

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