ニトリHD純利益最高 3~11月281億円、客単価が3%上昇

2013/12/20付
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 ニトリホールディングスが20日発表した2013年3~11月期連結決算は、純利益が281億円と前年同期比3%増え、3~11月期として最高になった。消費の回復傾向にあわせて品質や単価が高めの品ぞろえを増やした結果、客単価が上昇。2ケタ増収で円安による輸入家具の仕入れコスト増加分などを吸収した。14年2月期通期の連結純利益も5%増の377億円と最高を見込んでいる。

 売上高は2834億円と11%増加。気温が下がった秋以降、素材を変えて保温性を高めた寝具などの販売が好調だった。来年4月の消費増税前の駆け込みで住宅販売が伸びる追い風も吹き、家具類の売り上げも増えた。

 9カ月間の既存店売上高は前年同期比4%のプラス。とりわけ価格戦略の見直しで客単価が3%上昇した効果が大きかった。また大型ショッピングセンター「ニトリモール相模原」(相模原市)や、米国の店舗を相次ぎ出店。11月末時点の総店舗数は323と前期末から23増えた。

 営業利益は465億円と2%増え、こちらも最高になった。ニトリHDは商品の約8割をアジアで生産しており、1ドルに対し1円円安が進むと粗利益が約12億円減少する。平均決済レートは約90円と前年同期比で10円弱の円安となり、約120億円の利益押し下げ作用があったとみられる。

 これに対応するため、商品調達の改革を実施。よりコストが安い国に生産を移管したり、委託先の工場を変えるなどで、全商品の約6割を見直した。物流経費の削減にも取り組んだ。

 似鳥昭雄社長は「北海道、東北地域の販売が伸びてきた」などと話し、アベノミクスの効果が全国に広がっているとの見方を示した。14年2月期通期の業績見通しは変更しなかった。

 ただ足元では1ドル=104円まで円安が進んでいる。今期の仕入れ分については為替予約を終えているが、来期はマイナス影響が膨らむ可能性もある。

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