四国旅客鉄道(JR四国)の泉雅文社長は25日の記者会見で、四国電力が7月に予定している値上げに対応し、運行する列車の車両数削減などを検討していることを明らかにした。
四国電は7月、企業向け電気料金を平均17.50%値上げする方針。JR四国は現在3両編成で走行している列車を2両編成に変更するなどの対応を検討する。対象列車は運行時間や乗車状況を勘案して今後詰める。
電車の一部を軽油で走行するディーゼル車に変更することも検討する。軽油は足元の円安基調で高騰していることを受け、原油価格の動向も見ながら決める。運行本数の削減については、利用者への負担が大きいとして避けるとしている。また、コスト増による運賃への転嫁は「競争力の低下につながる」として避ける方針だ。
同社の年間の電気料金は約10億円で、17.50%の値上げが実現すれば、年間2億円弱のコスト増となる。2013年3月期の連結純利益は国の経営安定基金の事実上の積み増しが寄与し、前期比4.4倍の28億円の見込みだが、14年度に予定されている本四高速の利用料金値下げなど、経営環境の先行きは厳しいとみられている。







