三菱重の大宮社長「日本の産業支える」
日立の中西社長「最強の組み合わせ」

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2012/11/29 20:33
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 三菱重工業と日立製作所は29日、火力発電を主体とする電力システム事業を統合すると発表した。2014年1月1日をメドとして三菱重が65%、日立が35%出資する新会社を設立する。新会社の売上高は約1兆1000億円規模になる。世界で急成長を続ける社会インフラ需要を取り込み、独シーメンス、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の2強を猛追する。同日記者会見した三菱重の大宮英明社長は「グローバル競争を勝ち抜き日本の産業の一角を支える」、日立の中西宏明社長は「製品や販売網でシナジーが大きい日本最強の組み合わせ」とそれぞれ語った。

火力発電システム分野での事業統合について記者会見する三菱重工の大宮社長(左)と日立製作所の中西社長(29日、東京都千代田区)

 ――今回の事業統合の背景は。

 三菱重の大宮社長「社会インフラ分野では、メジャープレーヤーに加え、中国やインドの新興国企業との競争も厳しくなっている。グローバル競争を勝ち抜くために両社が同じ意識を持ち、相互補完になることから、協議を開始することを決めた」

 日立の中西社長「製品のラインアップから、世界での販売網までトータルに生かせる日本最強の組み合わせだと思う。火力分野では、三菱重工はおそるべき競合相手だったが、裏をかえせば、市場を勝ち抜くパートナーとして、これほど力強い会社はない。ガスタービンでは大型は三菱重工、日立は中小型に強みを持つ。また地域で見ても欧州やアフリカでは日立が強みを持つ一方、三菱重工は東南アジアや中東で基盤が確立されている。製品面でもグローバルネットワークでも補完関係を築けると思う」

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