歴史がある投資信託に敬意を払おう インデックス投資アドバイザー カン・チュンド

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2012/4/8 7:11
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 先週の日曜日、カネダマモルくんは秋葉原のアニメショップで、デビルマンのフィギュアを購入しました。カネダくんは家の中でそのフィギュアを見ながら、アニメ「デビルマン」の終わりの歌を口ずさんでいます(覚えていますか? カネダくんの趣味はアニメソングを歌うことでした)。

 29歳のカネダくんがなぜデビルマンに詳しいのかはナゾですが、実は、デビルマンのアニメは今から40年前の1972年に放映が開始されました。「そんなに古いとは知らなかったです……」。

なかなかお金をためられない<strong>カネダマモル</strong>くん。カネダくんと一緒に投資信託を学びましょう。

なかなかお金をためられない<strong>カネダマモル</strong>くん。カネダくんと一緒に投資信託を学びましょう。

 カネダくん、それはそうでしょう。ところで、投資信託の世界では、なんと90年近い歴史を持つファンドが存在します。それは1924年に米国で設定された「マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト(MIT)」です。

 カネダくん、投資信託に関わる3つの会社を覚えていますか?

 「はい。販売会社、運用会社、受託会社です」

 カネダくん、素晴らしいです! 実は「マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト」は、今日の投資信託の原型と言われるファンドです。なぜだか分かりますか?

 「ん~、ちょっと分かりません……」

 実は、MIT以前のファンドは、投資信託を運用する会社が資金の管理も行っていました。具体例を挙げてみましょう。仮にSSファンドを運用する会社の中にA氏とB氏が在籍しているとします。このSSファンドは、運用会社自らがファンド資産の管理も行っています(以下、あくまでフィクションです)。

 A氏「今週はファンドに12億円の資金が入ってきたよ」
 B氏「ほおー、それは好調だな」
 A氏「ここだけの話だけど、300万円くらいここから抜いても分からないんじゃないか」
 B氏「えっ!  お前何を言っているんだ」
 A氏「いや、数字をちょっと操作するだけだ。大丈夫だよ。誰にも分からないよ」

 ……というような会話が、実際に20世紀の初頭、アメリカのファンド運用会社で交わされていた可能性があるのです。

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