東証大引け、3日続落 米緩和縮小警戒の海外株安が重荷、一時250円超下落

2013/12/12付
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 12日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。終値は前日比173円24銭(1.12%)安の1万5341円82銭だった。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が大幅続落したことを受けて、朝方から売りが先行した。株価指数先物への断続的な売りが現物株への裁定解消売りを誘発。中国やインドネシアなどアジア市場での株価下落も重荷になった。日経平均は一時下げ幅を250円超に拡大。6日以来、4営業日ぶりに1万5300円台を割り込む場面があった。

 米与野党の超党派委員会が2年間の予算の大枠で合意し、米量的緩和の早期縮小への思惑が強まったことを受けて、前日の米株式相場は大幅に続落。朝方から日本株にも売りが先行した。13時前に一部通信社が「タイでデモ隊が首相府に乱入した」と伝えたことで、いすゞなど関連株が売られる場面もあった。

 ただ日米の景況感が改善していることから、下落幅は限られた。円相場が1ドル=102円台後半と前日よりやや円安・ドル高で推移したことも株価を支えた。市場では「日銀が株価指数連動型上場投資信託(ETF)を買い入れるとの観測から、押し目買いが入った」(国内証券会社のストラテジスト)との見方もあった。

 東証株価指数(TOPIX)は続落。大引けは前日比8.22ポイント(0.66%)安の1242.23だった。業種別TOPIXは全33業種中29業種が下落した。「化学」「その他金融業」「精密機器」などの下げが目立った。

 東証1部の売買代金は概算で2兆914億円、売買高は21億9863万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の約65%にあたる1154だった。値上がり銘柄数は434、変わらずは181だった。

 ファストリソフトバンクファナックなど値がさ株が下落した。14年3月期の連結純利益が前期比6%減になる見通しだと発表した日東電にも売りが膨らんだ。ヤフーディーエヌエグリーのネット株も下げた。一方、KDDINTTNTTドコモの通信株が買われ、三井不菱地所の大手不動産株も高い。ブリヂストンヤマダ電が上昇した。

 東証2部株価指数は続落。日エンター東亜石Jトラストなどが下落した。一方でマミヤOP日精機寿スピリッツが高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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