マリンコムズ琉球、光信号で水中通信機

2011/12/7付
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 無線機器のマリンコムズ琉球(沖縄県座間味村、新川直正社長)は「可視光通信」を使った水中通信機を開発した。光源には発光ダイオード(LED)を採用、最大30メートル離れて通話できる。来年1月下旬に発売、水中作業やダイビングスクール、海難救助など、主に業務向けの需要を見込む。

 装置はフルフェース型水中マスク内のマイクでダイバーの声を拾い可視光の点滅に変換して送信。受信した信号をマスク内の骨伝導スピーカーで音声に変換して伝える。

 水深30メートルまでの水圧に耐えられる。用途ごとに「観光ダイビング向け」「水族館向け」「海難救助、海洋土木向け」の3種類を用意する予定。

 可視光通信の採用で、従来の水中通信機に不可欠だった通信ケーブルを不要とした。これにより、水族館やグラスボートなど、ガラス越しでも通話ができるほか、移動範囲の制約を軽減できるという。

 価格は1台14万~15万円程度。国内で年間3千台程度の販売をめざす。すでに沖縄美ら海水族館(本部町)などに試作品を納入しており、海外のダイバーなどにも売り込んでいく方針。

 実用化に先立ち、6日に沖縄振興開発金融公庫(那覇市)から出資を受けた。沖縄振興開発金融公庫は2002年度から「新事業創出促進出資」として地元企業への資金提供を進めてきた。

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