日本経済新聞

11月1日(土曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
  • ヘルプ

コンテンツ一覧

クローズアップ

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

関西ではなぜおでんを「関東煮」と呼ぶのか?
関東とタネや味付け違うのに

(1/2ページ)
2013/2/2 6:30
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
リプリント
共有

 寒風が吹くと恋しくなるのが熱々のおでん。関西では「関東煮(かんとだき)」の呼び方がなじみ深いが、おでんダネや味付けは関東のそれとはちょっと違う。なぜ関東煮と呼ぶのかルーツを探り、おでんにみる食文化の違いを調べてみた。

画像の拡大

 関東煮の起源については、主に3つの説がある。

 1つは文字通り、関東地方から伝わったという説。辻調理師専門学校(大阪市)の日本料理研究室長、杉浦孝王さんによると、煮たり焼いたりした具にみそを塗る「みそ田楽」がおでんの始まり。今のようなしょうゆで煮込むおでんになったのは、野田や銚子など関東近郊でしょうゆづくりが盛んになった江戸末期からという。

 具材の温めと味付けが別で手のかかるみそ田楽に比べ、おでんは煮込むだけで済む。屋台で手軽に食べられる軽食としてまず関東で広まり、関西にも伝わった。その時に「みそ田楽と区別するために関東煮と名付けたのでは」と杉浦さんはみる。

 同じ関東由来でも、伝わった時期がもっと後だったというのが2つ目の説。きっかけは1923年に起きた関東大震災で、関東の料理人が関西に避難したり、逆に関西の料理人が復興需要を当て込んで関東に進出したりした。東西料理人が行き来したおかげで割り下を使う関東風のすき焼きなどもこの時期に関西に伝わったとされる。関東煮もその1つだったというわけだ。

 だが、関西の食文化に詳しい編集プロダクション140B(大阪市)の編集責任者、江弘毅さんは「それはあり得ない」と真っ向から否定する。1844年創業の老舗、たこ梅が震災前から関東煮を看板に掲げていたからだ。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 次へ
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
リプリント
共有
関連キーワード

関東煮、おでん、みそ田楽

関西のふしぎ

食べ物のなぞ

【PR】

【PR】

クローズアップ 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

8月3日、セミナーでレストラン関係者に握り方を教える風戸正義さん(右)(ブラジル・サンパウロ)

世界にすしの“基本”伝授、「ワールドスシカップ」開催

 世界で広がる日本食ブーム。なかでもすしはその主役だ。色とりどりの素材に、様々な食感。誰もが目を引く和食の定番メニューといえる。ただ、海外のレストランでは見よう見まねでメニューに出すことも珍しくない。…続き (9/29)

三池港の港内の形は鳥が翼を広げたように見える=大牟田市提供

小学生がガイド役、三池炭鉱の歴史を次世代へ

 「地下160メートルで石炭をとっていました」「近くの三池港から海外に輸出していました」――。福岡県大牟田市の「三池炭鉱宮原坑(みやのはらこう)」の前で、子供たちの元気な声が響く。市立駛馬(はやめ)北…続き (9/23)

武庫川をまたぐ橋にある阪神電鉄の武庫川駅(兵庫県尼崎市)

橋の上にホーム、線路の下に魚 阪神武庫川駅のフシギ

 初めて夏の甲子園を観戦した際、途中に通る阪神武庫川駅をみて驚いた。川にかかった約200メートルの橋の上にホームがあるのだ。大きな川の上にある駅のホームは全国の都市部でも珍しい。異様な光景はいつ、どの…続き (9/20)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

日経ウーマノミクス・プロジェクト

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

TwitterやFacebookでも日経電子版をご活用ください。

[PR]

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について