【シリコンバレー=奥平和行】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックが23日に発表した7~9月期決算は、最終損益が5900万ドル(約47億円)の赤字(前年同期は2億2700万ドルの黒字)だった。売上高は前年同期比32%増の12億6200万ドルと比較的順調に拡大したが、新規株式公開(IPO)に伴う一時的な費用が収益を圧迫した。
実質1株利益は前年同期と同じ0.12ドルだった。売上高、1株利益ともに市場予想を上回り、23日の米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日終値よりも10%近く上昇した。
9月末時点の利用者数は10億700万人に達し、前年同期に比べて26%増えた。同日の声明でマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「毎月10億人がフェイスブックを使っていることを誇りに思うと同時に、6億人以上が(スマートフォン=高機能携帯電話など)モバイル機器を通じて情報を共有していることをうれしく思う」と述べた。
主力の広告事業の売上高は前年同期比36%増の10億8600万ドルに拡大したしたが、オンラインゲームなどの課金手数料は同13%増の1億7600万ドルにとどまった。オンラインゲームは同社と関係が深い米ジンガがスマートフォンへの対応の遅れなどから業績が低迷しており、フェイスブックの業績にも影を落としたもようだ。







