米メルク、10~12月純利益7%減 主力薬特許切れで販売減

2013/2/2付
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 【ニューヨーク=西邨紘子】米製薬大手メルクが1日発表した2012年10~12月期決算は、純利益が前年同期比7%減の14億100万ドルだった。売上高は同5%減の117億3800万ドル。主力薬の米特許切れに伴う販売減が響いた。為替のマイナス効果も押し下げ要因となった。

 1株利益は0.46ドルで、前年同期の0.49ドルを下回った。リストラ費用など特殊要因を除いた場合の1株利益は0.83ドルで、市場の予想(0.81ドル程度)を上回った。

 中核の処方薬事業の売上高は6%減った。昨年8月に米特許が失効した主力のぜんそく治療薬「シングレア」の売り上げが67%減となり、全体を引き下げた。ただ、糖尿病治療薬「ジャヌビア」は18%増収、HPVワクチン「ガーダシル」は61%増収と他の医薬品が好調で、落ち込みの一部を補った。

 動物向け医薬品部門は3%増収、消費者向け部門は9%増収だった。

 同日発表した12年12月通期の決算は、売上高が前期比2%減の472億6700万ドルで、為替が3%程度の押し下げ要因となった。純利益は6%増の66億6100万ドル。前期に比べてリストラ経費が半減したことに加え、コスト削減努力が奏功した。

 ケネス・フレージャー最高経営責任者は13年通期について、為替の影響を除いた場合「12年通期並みの売上高を維持できる」との見方を示した。1株利益は2.03~2.26ドル(前期は2.16ドル)の範囲と予想している。

 同社はこの日、開発中の骨粗しょう症治療薬について、13年上半期を予定していた認可申請の手続きを、14年以降に遅らせるとの方針を発表。安全性や薬効について追加の臨床検査を進めているためと説明した。この日の米株式市場で同社の株価は3%程度下落した。

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