【ソウル=尾島島雄】韓国の金泰栄(キム・テヨン)国防相は22日午前の国会答弁で、北朝鮮のウラン濃縮活動に関連して米国の戦術核を韓国に再配備することを「検討してみる」と述べた。韓国は朝鮮半島の非核化を政府方針としており、金国防相の発言は北朝鮮の核開発を巡る動きが国防上の不安要因になりかねないと判断し、けん制する狙いがあるとみられる。
同日の予算決算特別委員会での与党ハンナラ党議員の質問への答弁を聯合ニュースが伝えた。米韓は10月に開いた年次安保協議会で核抑止に関する「拡張抑止政策委員会」の年内開催を決めており、同委を通じて米戦術核を韓国に配備するかどうかを協議する考えも示した。
韓国は1991年に当時の盧泰愚(ノ・テウ)大統領が核兵器の製造、保有、配備をしないと発表。92年には南北共同の非核化宣言を発効させた。金国防相の発言はこうした取り決めに逆行する可能性をはらんでいる。
金泰栄、韓国、戦術核、北朝鮮
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