朴・安両候補が日韓関係改善に意欲 韓国大統領選

2012/11/8付
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与党・セヌリ党の朴槿恵氏

与党・セヌリ党の朴槿恵氏

 12月の韓国大統領選に出馬表明している与党、セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補と無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補は8日、それぞれ記者会見し、冷え込んだ日韓関係の改善に意欲を示した。朴氏は交渉が中断している日韓経済連携協定(EPA)の自由貿易交渉の必要性を強調。安氏は両国首脳が年1回以上、相互訪問する「シャトル外交」の再開などを公約に盛り込んだ。

 安氏と候補一本化の協議を始めた野党、民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補の陣営は8日、日本経済新聞に対日政策の基本方針について「新しい地域秩序のもとに未来志向の協力に取り組む」と回答した。主要3候補の陣営が日韓関係の再構築に前向きな姿勢を示した形だ。

 朴氏は8日、ソウルの外国人記者クラブで「日本は重要な友好国で相互協力が大切だ」と述べた。「日韓EPAを新たな成長の原動力にするとともに「日中韓3カ国を軸に東アジア共同市場を目指すべきだ」との見解を示した。

無所属の安哲秀氏

無所属の安哲秀氏

 安氏は陣営で開いた会見で「日本と未来志向のパートナーシップを一歩進める努力を倍増させる」と強調した。公約資料に(1)首脳のシャトル外交や閣僚会議を定例化(2)民間交流を積極支援――などを盛り込んだ。

 一方で、3候補とも島根県の竹島(韓国名・独島)や歴史の問題では厳しい姿勢を示している。領土問題などが両国関係の火種になる懸念は薄らいでいない。

 朴氏は竹島について「韓国固有の領土で協議対象ではない」と力説。旧日本軍の従軍慰安婦問題も「いかなる場合でも正当化できない。日本の賢明な指導者は深く考えてほしい」と訴えた。

野党・民主統合党の文在寅氏

野党・民主統合党の文在寅氏

 安氏の会見に同席した外交ブレーンの尹永寛(ユン・ヨングァン)元外交通商相は記者団に「領土問題で譲歩はない」と指摘。慰安婦など歴史問題については「真摯な話し合いで解決を目指す」と語った。

 文氏は候補選出前の8月に「独島問題でこれ以上、静かな外交はしない」「慰安婦問題で日本政府の法的責任を追及する」「日本の教科書歪曲(わいきょく)を正す」などとする公約を発表済みだ。(ソウル=内山清行)

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