寒波で暖房ガス不足、イタリアが非常事態宣言
家庭を優先、産業向け削減検討

2012/2/7 9:48
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 【ジュネーブ=藤田剛】イタリア政府は6日、寒波で天然ガスの必要量が確保できない懸念が出てきたと判断し、非常事態宣言を出した。ANSA通信などが報じた。ロシアからの輸入が減少しているため、国内備蓄を放出する。天然ガスを暖房に使用する一般家庭への供給を優先し、産業向けは削減を検討する。さらに発電用のガス消費を減らすため、石油火力発電所をフル稼働する。

 政府はパッセラ経済発展相の下に「ガス供給監視・緊急対策委員会」を設置。現在の寒波が今週末まで続くことも視野に入れ、対策を講じることを決めた。7日も同委員会を開き、追加策について協議する予定だ。

 エネルギー大手のイタリア炭化水素公社(ENI)のスカローニ最高経営責任者(CEO)は「事態が悪化しないよう願っているが、全ては天候次第」としている。

 欧州やロシアを襲った記録的な寒波の影響で、天然ガスの需要が急増。イタリアは特に国内でガス関連設備の一部が停止しているため、不足が深刻化している。

 イタリアで実際に産業向けのガス供給が削減された場合、工場が停止するなどして生産活動に支障が出る可能性がある。

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