中国、大学入試で英語の比重下げ 漢字能力低下懸念

2013/11/2付
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 中国が大学の入学試験での英語の比重を引き下げる方向で動き始めた。北京市は150点だった英語の配分を2016年の大学統一入試から100点に引き下げ、国語(中国語)や社会の配分を引き上げる改革案をまとめ、市民から意見募集を始めた。パソコンやスマートフォンの普及により手で字を書く機会が減り、漢字の表記能力が低下していることに危機感が強まっているためだ。

 中国の入試は4教科750点満点。英語の配分を引き下げる一方、国語は150点から180点に、社会や理科など「総合」は300点から320点に引き上げる。数学は150点に据え置く。

 中国では小学校で習う漢字が約2500字と、日本の1006字より格段に多い。日本の平仮名のような代替表記がないため、漢字が書けなければ弊害も多い。

 最近、中学生が難解な漢字の書き方を競うテレビ番組が大人気で、自身が漢字を書けなくなっていることにショックを受ける視聴者が多い。こうしたことも漢字の表記能力を重視する傾向につながったとみられる。

 一方、英語に関しては多大な労力を注いで学ぶものの、社会人になってから使う機会は多くないとの指摘もある。一連の見直しは北京市が先行し、順次、各省にも広がっていく見通しだ。

(大連=森安健)

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