セブン&アイ、被災地に移動ATM まず塩釜・石巻で

2011/5/20付
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 セブン&アイ・ホールディングスは21日、宮城県の被災地で銀行ATMの移動サービスを始める。トラックの荷台にATM端末を搭載、セブン―イレブン・ジャパンが同県で実施する移動販売車に隣接して稼働させる。被災地周辺では営業をできない金融機関も多いなか、移動方式で食料品や雑貨に加え、金融サービスも復旧させることで地元需要に対応する。

 移動ATMは21日に宮城県塩釜市や石巻市で運用を始める。その後、同県南三陸町と気仙沼市に移動ATMをそれぞれ1台投入する。セブンイレブンは震災で店舗が全半壊した地域約10カ所で、配送トラックを改造した移動店舗で営業を行っており、移動ATMは日替わりでこれらの店舗を巡回する。

 稼働時間は原則午前10時~午後3時で、ATMはセブン銀行が運営する。賞与の支払いが始まる6月10日までに計3台を投入。1カ所あたり1週間に1~2日営業する計算となる。

 取引の内容は携帯電話の無線回線を使いセブン銀行のデータセンターに送信。他のセブン銀のATMと同様に地元の七十七銀行や仙台銀行などの提携する金融機関やクレジットカード会社のカードを使用できる。店舗までの行き帰りにはATMには現金を積まず、現地で警備保障会社が端末に入金。営業が終わった段階で端末内の現金を回収する。営業時間中は警備担当者を配置し、防犯カメラも設置する。

 被災地では日々の買い物のほか、家具や家電などの買い替え需要で現金引き出しのニーズが高まっている。6月には賞与や年金の支給などがあり、ATMを求める声が強くなっていた。

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