KDDIの15年3月期純利益、2期連続最高 社長「スマホ販売伸ばす」

2014/4/30付
共有
保存
印刷
その他

 KDDIは30日、2015年3月期の連結純利益が前期比32%増の4240億円になる見通しだと発表した。2期連続で最高益を更新する。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」などデータ通信料が多いスマートフォン(スマホ)の販売と通信料収入の増加を見込む。市場予想の平均であるQUICKコンセンサス(23日時点、14社)の4123億円も上回った。

「サービス高め、スマホの販売を伸ばしたい」。KDDI、今期も最高益更新を見込む(30日)

「サービス高め、スマホの販売を伸ばしたい」。KDDI、今期も最高益更新を見込む(30日)

 同社はアップル効果で1契約当たりの月間平均収入(ARPU)が増加している。同日記者会見した田中孝司社長は、次世代通信技術「LTEアドバンスト」を今夏に導入すると強調しつつ、さらなる顧客獲得に向け「スマホの販売を伸ばしたい」と意欲を示した。今後はタブレット端末など1人で複数の端末を所持する「マルチデバイス」の傾向が広がることを見込み、クーポンやニュース、占いなどの情報サービスを楽しめる有料会員サービス「auスマートパス」などで付加価値を高めて顧客基盤を強化する。

 売上高に相当する営業収益は6%増の4兆6000億円、営業利益は10%増の7300億円を見込む。営業益は3期連続で過去最高となる。スマホと固定通信をセット契約した場合に割り引きするサービスが他社からの乗り換えを促すことも収益を押し上げる。同社は電話番号を変更せずに通信会社を乗り換える番号持ち運び制度(MNP)では3月までに30カ月連続で顧客流入件数の首位を保っている。年間配当は160円(前期は130円)とする方針。

 同時に発表した14年3月期の連結決算は、純利益は前の期比33%増の3220億円と、3年ぶりに過去最高を更新した。QUICKコンセンサスの3312億円は下回った。営業利益は29%増の6632億円と2期連続で過去最高となった。前期から連結子会社化したケーブルテレビ大手のジュピターテレコムも収益に貢献した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

共有
保存
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

関連キーワードで検索

アップルiPhoneKDDIARPUジュピターテレコム

【PR】

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報