シャープ最終赤字2500億円に下方修正 13年3月期
4~6月は最終赤字1384億円

2012/8/2 15:34
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 シャープが2日発表した2012年4~6月期の連結決算は最終損益が1384億円の赤字(前年同期は492億円の赤字)だった。液晶パネル事業で赤字が膨らんだほか、太陽電池の赤字脱却もできなかった。液晶カルテルを巡る和解金支払いや事業構造改革費用の計上などで特別損失は325億円だった。

4~6月期決算を発表するシャープ(2日、東証)

4~6月期決算を発表するシャープ(2日、東証)

 記者会見した大西徹夫専務執行役員は「鴻海精密工業グループとの協業を加速して(液晶パネル主力の堺工場の)安定操業につとめ収益を改善する」と述べた。

 売上高は前年同期比28%減の4586億円だった。主力の液晶関連をはじめ太陽電池、AV・通信機器が軒並み減収だった。特に液晶カラーテレビの売り上げはほぼ半減し、販売台数は前年同期の329万台から166万台に落とした。中国市場での販売低迷も響いた。営業損益は941億円の赤字(前年同期は35億円の黒字)に転落した。

 併せて2013年3月期の連結業績見通しを下方修正した。売上高は前期比2%増の2兆5000億円で、従来予想を2000億円下回る。最終損益は2500億円の赤字(前年同期は3760億円の赤字)。従来予想は300億円の赤字だった。予想の前提となる想定為替レートは1ドル=78円、1ユーロ=100円と期初予想に比べ対ドルで横ばい、対ユーロ(期初予想102円)で円高に見直した。未定としていた13年3月期の年間配当は見送る。大西専務は「大型液晶関連と中小型液晶(の不振)が一番大きな原因」と説明した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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