日本経済新聞

12月22日(月曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
  • ヘルプ

コンテンツ一覧

鈴木修 スズキ会長兼社長

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

スズキとワーゲンの今とこれから (鈴木修氏の経営者ブログ)

(1/2ページ)
2011/7/1 7:00
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

鈴木修(すずき・おさむ)1930年1月生まれ。浜松市の中小企業を世界的な自動車メーカーに育てた自称「中小企業のおやじ」。2009年12月には独フォルクスワーゲン(VW)との提携もまとめあげるなど、81歳にしてなお、新たな戦略に知恵を絞る。
画像の拡大

鈴木修(すずき・おさむ)1930年1月生まれ。浜松市の中小企業を世界的な自動車メーカーに育てた自称「中小企業のおやじ」。2009年12月には独フォルクスワーゲン(VW)との提携もまとめあげるなど、81歳にしてなお、新たな戦略に知恵を絞る。

 スズキが2009年12月に独フォルクスワーゲンと提携して、1年半が過ぎました。具体的な提携効果をご披露できないままで、色々な方からお叱りを受けましたので、私の今の考え方をまとめてお話しておこうと思います。

 最近、ワーゲンさんは自社の株主の皆さんに「ワーゲンはスズキという会社の経営方針に重大な影響を与えることができる」と説明しているようですが、私はちょっと話が違うぞ、と思っています。スズキとワーゲンが提携した際には「お互いに独立したイコールパートナーである」と基本合意したのです。会社の大きさが違いますから、時が経つとスズキを傘下におさめたと勘違いしてしまうのでしょうかねぇ。

 でも、スズキとしてはイコールパートナーだから提携したわけであって、「はい、そうですか」というわけにはいかない。これまでに、いろいろ情報交換はしてきました。こちらもワーゲンさんのことが理解できてきました。ワーゲンさんもスズキのことを少しずつ理解していただけたのでしょう。そのうちに当初の基本合意が怪しくなってきたのだと思うのです。

 では、現在、スズキが何か困っているかというと、何も困っていません。ワーゲンさんの持つ個別の技術について勉強させてもらいましたが、いますぐに欲しいという技術はありません。スズキも独自に環境技術などの開発に力を入れています。うちの技術陣は私が思っているより力を付けているようで、案外いい技術を生み出しています。16年ぶりに新開発した軽自動車のエンジンは国内トップクラスの燃費を実現していますし、最近注目を浴びているディーゼルエンジンについてもインドで20万台以上生産しています。ですから当面は、特に軽自動車市場やインド市場などスズキにとっての重要な市場では、ワーゲンさんとの協業を急ぐ必要は感じていません。いわゆる環境車についても、例えばスズキ独自の予備発電機付電気自動車を市場に投入できるよう準備しているのです。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 次へ
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

【PR】

【PR】

鈴木修 スズキ会長兼社長 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

鈴木修(すずき・おさむ)1930年1月生まれ。浜松市の中小企業を世界的な自動車メーカーに育てた自称「中小企業のおやじ」。国内の軽自動車市場を育て、インド市場もいち早く開拓。82歳にしてなお、新たな戦略に知恵を絞る

故郷を守りたい
 (鈴木修氏の経営者ブログ)
[有料会員限定]

 私の地元、浜松市の沿岸部約18キロメートルに防潮堤を建設する計画がスタートしました。きっかけは浜松で創業され、日本有数の住宅メーカーになられた一条工務店さんが、建設費用の一部として300億円を今後3…続き (2012/6/28)

鈴木修(すずき・おさむ)1930年1月生まれ。浜松市の中小企業を世界的な自動車メーカーに育てた自称「中小企業のおやじ」。国内の軽自動車市場を育て、インド市場もいち早く開拓。82歳にしてなお、新たな戦略に知恵を絞る

東大のインド進出に思う
 (鈴木修氏の経営者ブログ)
[有料会員限定]

 東京大学がインドのバンガロール市に「営業所」を開設すると聞きました。インドの優秀な人材を留学生として招くそうです。私は約30年前にインドに進出し車作りをしていますが、当時から日本はインドともっと積極…続き (2012/6/14)

鈴木修(すずき・おさむ)1930年1月生まれ。浜松市の中小企業を世界的な自動車メーカーに育てた自称「中小企業のおやじ」。国内の軽自動車市場を育て、インド市場もいち早く開拓。82歳にしてなお、新たな戦略に知恵を絞る

警察署長のつぶやき
 (鈴木修氏の経営者ブログ)
[有料会員限定]

 先日、地元の警察署長さんが退任されると聞いて、ご挨拶に駆けつけました。街のために尽くされた方で、お礼を申し上げたかったのです。伺うと現場最高位の「警視正」での退任とのこと。「めでたい、めでたい」と話…続き (2012/5/31)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

リーダーのネタ帳

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

TwitterやFacebookでも日経電子版をご活用ください。

[PR]

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について