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EVの祭典で見た「光」 普及モードに入るための条件

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2012/10/31 7:00
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■急速充電をどこでも可能に

 EVフェスティバルで今回初登場したもう一つのものが、移動型の急速充電器である。タイヤやホイールなどを販売する三輪タイヤ(京都市)は、EV用移動急速充電車「Q電丸」を出展した(図7)。

図7 三輪タイヤが開発したEV用移動急速充電車「Q電丸」
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図7 三輪タイヤが開発したEV用移動急速充電車「Q電丸」

 Q電丸は、日野自動車のトラック「デュトロ」をベース車両とし、ディーゼル発電機とリチウムイオン蓄電池、急速充電器(菊水電子工業製)を搭載する。Q電丸があれば遠方で電欠を起こしたEVの所まで走っていき、充電することができる。また、菊水電子工業も急速充電器を搭載したワゴン車で来場し、メーカーの試乗用EVと一般来場者のEV数台に対して充電を行っていた(図8)。

図8 菊水電子工業の急速充電器搭載ワゴン。三菱自動車の「i-MiEV」に充電しているところ
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図8 菊水電子工業の急速充電器搭載ワゴン。三菱自動車の「i-MiEV」に充電しているところ

 実は筆者も、日産のリーフを都内でレンタルし、筑波まで来ていた。幸い、筑波サーキットで充電できたため、帰路で電欠の懸念もなく安心して走行することができた。

 菊水電子工業によると、「この種のイベントでの急速充電の協力要請が最近は増えている」という。「こうした時には協力はするものの、急速充電器の販売まではなかなか到達しない」と同社の社員は苦笑しつつ、固定型急速充電器とともにQ電丸のような移動急速充電車両や移動充電サービスの登場に期待感を示していた。

 確かに、現状を見るとEVの普及は一朝一夕には進みそうもない。しかし、今回のイベントで示されたように、自動車メーカー大手の大半がEVを販売し、固定型か移動型かを問わず充電インフラの整備が進展すれば、EVは急速に「普及モード」に突入する可能性はある。

(テクノアソシエーツ 大場淳一)


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