スターバックスコーヒージャパンは、東京23区内の約200店舗で無料の公衆無線LANサービスを7月2日に開始する。来店客がスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)やタブレット端末、ノートパソコンなどを使い、店内で高速のインターネット接続環境を使えるようにすることで利便性を高め、来店促進につなげる考え。まずは東京23区内にある227店舗のうち約200店舗でサービスを開始。2012年末をめどに、全国995店舗のうち約850店舗に拡充する。

無料の公衆無線LANサービスを展開している店舗は、店頭に目印のロゴマークを掲示する
サービス名は「at_STARBUCKS _Wi2」。KDDIグループの公衆無線LAN事業者であるワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が店舗内にアクセスポイントを設置する。無料サービスのほか、Wi2が会員向けに提供している有料の公衆無線LANサービス「Wi2 300」も利用可能となる。
利用者は店頭でスマホなどを使い、同サービスのアクセスポイントに接続する。初回利用時はメールアドレスを登録する手続きが必要だが、2回目以降はアクセスポイントに接続するだけでインターネットを利用可能になる。
アクセスポイントからインターネットにつながる中継回線には「原則として光ファイバーを採用している」(Wi2)といい、中継回線にモバイルWiMAX(ワイマックス)や携帯電話などを使う無線LANサービスよりも、高速かつ安定した通信ができる。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n方式に対応する。
サービス開始当初は、インターネットの利用時間に制限を設けない。「無料の公衆無線LANにより来店者の利便性を高めたいという狙いがある一方、座席を長時間使う人が増え『もっとゆったりくつろげるようにしてほしい』といった意見を聞くこともある。まずは時間制限を設けずサービスを導入して、来店者の反応を見ながら今後どうするか判断していきたい」(スターバックスコーヒージャパン)としている。
スターバックスの店舗では、NTT東日本/西日本、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルの公衆無線LANサービスも提供店舗を順次拡充している。KDDIグループも、スターバックス店舗での公衆無線LANサービスの展開を6月に始めた。これにより、通信大手3グループの公衆無線LANサービスが、いずれもスターバックス店舗で使えるようになる。
(電子報道部 金子寛人)
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