ダボス「JAPAN NIGHT」から世界へ復興メッセージ
小山薫堂氏が映像制作、各国のリーダーが集う会場で自然と拍手

2012/1/27 23:00
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写真1 被災したピアノで演奏する辻井伸行氏(ビデオ映像から)
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写真1 被災したピアノで演奏する辻井伸行氏(ビデオ映像から)

 津波で壊れたグランドピアノの映像。そのピアノが修復され、演奏するピアニストの辻井伸行氏。その音色に乗せて流れる「新幹線」、「ボーイング787」、スーパーコンピュータ「京」、小惑星探査機「はやぶさ」、「東京スカイツリー」の映像。そして「すべてが暗闇に包まれたなら、あなたは光を自ら灯さなけれならない。世界が求めているのは、困難を乗り越える力(Resilience=レジリエンス)」のメッセージ――。

 現在スイスで開催されているダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)において、日本政府は1月26日夜(現地時間)、「JAPAN NIGHT 2012」というパーティを主催した。冒頭の描写はそのパーティで紹介された5分間の映像の内容だ(写真1写真2)。JAPAN NIGHT 2012には、世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ会長や菅直人前首相、国際政治学者の緒方貞子氏、経済学者の竹中平蔵氏をはじめ、世界各国のリーダー600人が参加したという。

写真2 ビデオ映像に収録された東京スカイツリー
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写真2 ビデオ映像に収録された東京スカイツリー

 この映像を制作したのは、放送作家の小山薫堂氏が代表を務めるオレンジ・アンド・パートナーズ。同社は、JAPAN NIGHT 2012全体の企画・プロデュースを担当した。多くのゲストが途中で入退場することから、パーティ開催中に合計4回上映された。

 同パーティで世界に向けて発信したテーマは「光」(LIGHTS OF JAPAN)。日本から希望ある光を発信することで、世界を明るく照らすことができるのではないか、というコンセプトである。さらに、その裏に「Resilience」を据えている。

 日本の東日本大震災以後も、タイの大洪水、欧州の金融危機など、世界各地で多くの人が様々な困難に直面している。そこで日本の復興に向けた活動や、これまでの困難を打開してきた技術やアイデアを紹介することで、一緒に困難に打ち勝とう、そして世界に貢献しようという想いを込めた。

写真3 小山薫堂氏と紫舟氏(提供:オレンジ・アンド・パートナーズ)
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写真3 小山薫堂氏と紫舟氏(提供:オレンジ・アンド・パートナーズ)

 現地入りしている小山薫堂氏によると、最後の上映の終了時には会場内で拍手が自然に起こったという。首相官邸の担当者によれば「過去のパーティを通じて拍手が起こったのは初めて」。小山氏は「世界のゲストから、これまでの日本のイメージが変わった、という声を多数いただいた」とする。日本人の参加者からも「過去最高のJAPAN NIGHTだった」との声がかかったようだ。

 このほかJAPAN NIGHT 2012には、世界で活躍する日本人シェフによる料理、女流書家の紫舟氏(写真3)による「書×アート」の披露、チームラボによる最新デジタル技術と文化の融合パフォーマンス、俳優の渡辺謙氏の登壇など、様々な企画が盛り込まれた。

 同映像は、日本政府の英語版動画サイト「Japanese Government Internet TV」(http://nettv.gov-online.go.jp/eng/)で2012年2月中には公開される予定という。

(ITpro 菊池隆裕)

[ITpro 2012年1月27日掲載]

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