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車載の居眠り防止装置が普及目前に 標準搭載も視野
デンソーやアイシン、最新試作機を実演

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2012/5/25 7:01
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 居眠り防止装置の本格普及を目指す車載機器メーカーの研究開発が進んできた。デンソーは検出アルゴリズムに特徴のある装置を試作し、自動車メーカーと共同での検証を始めた。アイシン精機も、着座センサーなどと組み合わせドライバーの失神なども感知できるシステムを試作している。両社とも、5月23~25日にパシフィコ横浜(横浜市)で開催中の「人とくるまのテクノロジー展」で試作機を実演展示している。

 自動車に搭載する居眠り防止装置はこれまでも研究され、一部車種に搭載された事例があるものの、コストや検出精度などの問題があり本格普及には至っていない。今回の試作機は1台当たりの価格が数万円まで安くなり、検出精度も向上している。運転手の居眠りが原因とみられる高速ツアーバスの事故などもあり、安全を求める声が高まっていることから、各社は居眠り防止装置の標準搭載も視野に製品化を急ぐ。

■眠気を6段階で判定

 基本的な仕組みは2社ともほぼ共通で、ハンドルの中央に設置したカメラでドライバーを撮影し、顔の特徴点を抽出して顔の向きやまぶたの開き具合を検出。居眠り運転や脇見運転など危険な状態を検出すると警告を発する。

デンソーの居眠り防止装置。まぶたを閉じている状態を検出しており、目の部分が赤くなっている。左下に眠気のレベルを6段階で表示してあり、この例では「drowsy」(うとうとしている)と判定している
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デンソーの居眠り防止装置。まぶたを閉じている状態を検出しており、目の部分が赤くなっている。左下に眠気のレベルを6段階で表示してあり、この例では「drowsy」(うとうとしている)と判定している

 デンソーの装置は、顔の向きやまぶたの開き具合に加え、まぶたの動き方のパターンを認識するのが特徴。完全な居眠り状態になる前に、まぶたが閉じかけたり、閉じている時間が長くなったりといった予兆を感知できる。眠気のレベルの判定を6段階と細かくしており、眠気レベルに応じて警告の内容を変えたり、強いレベルの眠気と判断したときは衝突防止装置が作動するタイミングを早めたりといった応用が考えられるという。

 居眠り防止機能のほか、ドライバーが着席した際にハンドルからドライバーまでの距離を判定し、それに合わせてバックミラーの位置を自動調整したり、速度などの情報を表示する前面ディスプレーの文字サイズを拡大・縮小したりすることも可能だ。既に基本的な開発は終えており、自動車メーカーと共同で検証を進めている。早ければ2014年度にも、同装置を搭載した自動車が市販される見込みとする。

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