Tech Frontline

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

iPhone6は「薄く、丸く」 中国製模型を検証

(1/2ページ)
2014/6/30 7:00
保存
印刷
その他

日経デザイン

 「表面の加工処理などの出来はよくないが、おおまかな形状は間違っていないようだ」。米アップルのモノ作りに関わるある人物が、日経デザイン誌が入手した次期iPhoneとされるモックアップ(製品デザインを検討する際などに使う模型)を見た時の第一声である。このモックアップは、iPhoneの修理部品を扱う中国の通販サイトから手に入れた。本記事では、アップルのモノ作りに関わる人物や、製造委託先などを通じてアップルのデザイン情報を持つ競合メーカーのデザイナーなどとともに、iPhoneのデザインの方向性を探る。

iPhone 6のモックアップ(左)とiPhone 5s。画面サイズが4.7インチのモデルと思われ、ボディーサイズは高さ137.5mm、幅67ミリ
画像の拡大

iPhone 6のモックアップ(左)とiPhone 5s。画面サイズが4.7インチのモデルと思われ、ボディーサイズは高さ137.5mm、幅67ミリ

 多少の出来の悪さは覚悟の上で購入した、次期iPhone(通称「iPhone 6」)の中国製モックアップ。アルミニウム合金を陽極酸化処理した表面は、粗くざら付いていた。本体側面のボタン周りの穴はバリ(切削などの加工後にできる不要な出っ張り)の跡が見え、アップル製品に特徴的な丁寧な研磨の跡が全く見えない。ボタンと穴との間隔もすき間だらけだった。

 また、本来ならガラスパネルであるはずのディスプレー部は歪んだ透明の樹脂。それをアルミ製ボディーにはめ込む白い樹脂製のフレームが、分厚くはみ出したようにディスプレー部を取り囲んでいる。おそらく本物の図面をもとに、外装部品の製造ノウハウのない工場が作ったのだろう。

■ディスプレーに曲面ガラスを採用

 このように、今回入手したiPhone 6のモックアップの完成度はけっして高くはない。それでも、冒頭のモノ作りに関与する人物や競合メーカーのデザイナーの意見を総合すると、実際のiPhone 6でも大まかなデザインはこの通りになる可能性が高そうだ。

 このモックアップと現行の「iPhone 5s」とを比較して、最初に違いが分かるのが本体側面の角につける丸みの処理だ。iPhone 5sのように板状の側面の両角を45度に削ってダイヤモンドカットを施すのではなく、携帯音楽プレーヤーの「iPod touch」を思わせる丸みを帯びた処理に変更されている。

ボディーサイズの関係からか、本体上にあった電源ボタンが右側に付いた。厚みはおよそ7mmと、iPhone 5sと比較して0.6mmほど薄い
画像の拡大

ボディーサイズの関係からか、本体上にあった電源ボタンが右側に付いた。厚みはおよそ7mmと、iPhone 5sと比較して0.6mmほど薄い

 金属の持つ輝きを強調して製品の高級感を高め、時計を思わせる精巧なデザインだったiPhone 5sに対し、iPhone 6は手にしっとりとフィットする形状になる。もともと同社のデザインチームは、丸みを帯びたステンレス製の第4世代iPod touchを特に好んでいたと言われている。そうした柔らかいデザインを、アルミ製ボディーで実現しようと考えたのが、今回のiPhone 6のデザインのようだ。

 このデザインの魅力を高めるときにカギとなるのが、ディスプレー側のデザイン処理だろう。モックアップでも若干ディスプレーのパネルが丸みを帯びているのが分かるが、アップルは曲面ガラスを採用する可能性が高い。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 次へ
保存
印刷
その他

電子版トップテクノロジートップ

関連キーワードで検索

iPhoneアップルiPod touchアルミニウム合金曲面ガラス

日経BPの関連記事

【PR】

Tech Frontline 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

チャットbot(左)、LINE(右)を相談ツールとして活用する取り組みが目立つ

住宅ローン借り換え、「チャットボット」相談で成約増 [有料会員限定]

 住宅ローン借り換えコンサルティングサービスを展開するフィンテックベンチャー企業のMFS(東京・千代田区)は、同社が提供する住宅ローン借り換えアプリ「モゲチェック」に住宅ローン相談ができるチャットbo…続き (1/16)

図2 B777X向けの新しい組み立て工場の内部。装置の据え付けは段階的に始まっており、自動打鋲機のテストなどを既に実施している

空飛ぶスバルの新工場 自動化、IoTで生産性5割向上へ [有料会員限定]

 「SUBARU(スバル)」ブランドの自動車メーカーとしてのイメージが強い富士重工業(以下、富士重工)。2017年4月には社名自体も世界的に知名度が高いSUBARUへの変更を予定する。そんな同社のもう…続き (1/16)

図1 Joinではスマホを使って、チャットや医用画像の共有、手術室内の映像共有などが可能(高尾氏の資料を基に日経デジタルヘルスが作成)

スマホアプリで挑む脳梗塞「時間との闘い」

 「時間との勝負」である脳血管疾患治療にスマートフォン(スマホ)アプリで挑む。東京慈恵会医科大学付属病院が導入した「Join」は、こうした狙いで開発されたアプリだ。今後、医療現場でのスマホやアプリの活…続き (1/10)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

日経産業新聞 ピックアップ2017年1月24日付

2017年1月24日付

・バンヤンツリー 中米に熱い視線
・半導体、低温成膜を補修 日立国際電気が製造装置
・宇宙機器に民力 新たな挑戦の場に
・ボッシュ 車載ワイヤハーネス2割軽量に
・認知障害の疑い TV電話で医師が診療…続き

日経産業新聞 購読のお申し込み
日経産業新聞 mobile

[PR]

関連媒体サイト