デジタルヘルス 健康機器とITの融合が生む新市場
2011年IT注目ワード

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2011/1/2付
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 歩数計や電子血圧計などのデジタル健康機器とIT(情報技術)を結んで健康促進を目指す「デジタルヘルス」。任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」でお茶の間にいながらスポーツを疑似体験できるようになったのを皮切りに、最近は携帯電話などに取り込んだアプリケーションソフトでランニングの距離などを管理するような利用方法も増えてきた。デジタルヘルス市場の拡大を見込み、電機や医療機器メーカー各社は製品やアプリケーションソフト、サービスの拡充を急いでおり、2011年はデジタルヘルスがさらに身近なものとなりそうだ。

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 血圧計などの機器メーカーを選ばず、自分で測ったデータを無線で集めて管理する携帯電話も登場した。NTTドコモが10年11月19日に発売した富士通製の携帯電話「F―01C」は、米インテルなどが推進する健康・医療器具の通信規格「コンティニュア」に世界で初めて対応した。同規格を採用した健康機器であれば、メーカーに関係なく測定データを伝送・取得できる。各機器から集めたデータを専用アプリ「ヘルスチェッカー」を使って管理すれば、体重や体脂肪率の増減などがグラフで表示されるほか、データの分析機能を使って健康管理につなげられる。

 同規格を推進するコンティニュア・ヘルス・アライアンス(米オレゴン州)はデジタルヘルスの世界的普及を目指しており、パナソニックやシャープなども参加する。コンティニュアを採用する機器が増えれば、個人の様々な測定データを一元管理して、将来は医療機関と連携して予防医療に活用するといったことも可能になる。

 現時点では、コンティニュアを採用する消費者向け機器はまだ少ないが、看護事業などには広がりつつある。たとえば、介護大手のセントケア・ホールディングは、コンティニュア規格に対応した訪問看護支援システムを開発し、専用のモバイル端末の導入を進めている。将来は、コンティニュアに対応した製品と連携し、訪問先の家庭で体温計や血圧計などの計測データを短距離無線通信規格「ブルートゥース」などを使って自動で専用端末に取り込み、管理する仕組みの導入も視野に入れている。同社は「作業時間の短縮のほか、ミスも防げるようになる」と期待する。

 企業が独自規格で総合的なデジタルヘルスサービスを展開する動きもある。

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