Tech Frontline

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

グーグル・グラスで人命救助、火災現場で眼前に建物情報
ウエアラブル端末時代の幕開け(3)

(1/3ページ)
2014/4/1 7:00
保存
印刷
その他

 「ポスト・スマートフォン(スマホ)」として、にわかに注目度が高まっている身に着ける情報端末、いわゆるウエアラブル端末。その代表的な存在と言えるのが、米Google(グーグル)が開発を進めているメガネ型端末「Google Glass(グーグル・グラス)」だ。すでにGoogle Glassを試用した一部の開発者からは、「デジタル・ライフが一変した」との声も聞こえてくる。本当にそうなのか、もし普及したら我々の生活をどう変えていく可能性があるのか――。Google Glassを購入して「グラス生活」を送っている、米シリコンバレー在住のベンチャークレフ代表・宮本和明氏に、Google Glass が我々の生活に与えるインパクトを解説してもらう。連載第3回は、火災や交通事故など人命救助におけるGoogle Glass活用の可能性を紹介する。

 Google Glassは消防活動でも使われている。消防隊員はGoogle Glassを装着して現場に急行し、消防活動で必要な情報にハンズフリーでアクセスする。パトロールにGoogle Glassを導入する警察も出てきた。米国の消防と警察がGoogle Glassの可能性に着目し、実証実験を開始している。

■火災現場の場所を表示

 ノースカロライナ州ロッキー・マウント市は、Google Glassを消防活動に導入し、その有効性を検証している。消防隊員のパトリック・ジャクソン氏は、ソフトウエア・エンジニアでもあり、Google Glass向けに自らアプリを開発し、消火・救助活動に展開している。

出典:Rocky Mount Fire Department
画像の拡大

出典:Rocky Mount Fire Department

 火災が発生すると、消防隊員が装着しているGoogle Glassにアラートが配信され、火災現場の情報がカード形式で表示される。消防隊員はGoogle Glassで火災現場を確認し、現場に急行する。上の写真はその様子で、消防隊員が着装しているGoogle Glassに、火災現場の住所と地図が表示され、位置を確認しながら消防車を出動させる。

■Google Glassで建造物の構造把握

 現場に到着すると、消防隊員は、音声でGoogle Glassを操作する。下の写真はそのデモで、隊員は「show the floorplan」とGoogle Glassに音声で指示し、建造物レイアウトの表示を要求する。

出典:Rocky Mount Fire Department
画像の拡大

出典:Rocky Mount Fire Department

 グラスにはフロアー・マップが表示され、消火活動や人命救助の手順を決める。消防隊員は、建造物の位置については、音声で住所を入力するか、カメラで建造物を撮影して入力する。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 3ページ
  • 次へ
保存
印刷
その他

電子版トップテクノロジートップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる、業界がみえる。非上場企業を含む4200社、67業界のニュースとデータを網羅

ウエアラブル端末時代の幕開け


日経BPの関連記事

【PR】

Tech Frontline 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

コートに設置されたタブレットに表示される映像とデータ。映像は、レッスンで自分が打った直後に見られるよう遅延時間を設定できる(写真:ソニー)

ソニー、テニスセンサー「大量導入」に描く成功シナリオ

まったく新しいチャレンジ――。今から2年半以上も前、個人向けのスポーツセンサー事業に参入したソニー。かつて経験のない地道な普及活動を経て、この春、大きなステップを踏み出す。…続き (2/22)

クルマの頭脳にiPhoneで鍛えた技術 デンソーが検討 [有料会員限定]

 クルマを制御するECU(電子制御ユニット)の性能を左右するプロセッサーIC(集積回路)。そのパッケージ技術が大きく変わる兆しが出てきた。自動車業界で、米Apple(アップル)が2016年9月に発売し…続き (2/21)

南棟の減築工事の現場。7階の床スラブを撤去している様子。2016年6月に撮影した(写真:青森県)

「40年延命」目標 青森県庁舎、上層階減築で費用抑制 [有料会員限定]

 青森県が築55年の庁舎の一部を減築する工事を進めている。建物を“減量”して、耐震改修費を抑える手法を活用した。さらに40年の継続利用を見据えた改修を目指す。外断熱による省エネや全面ガラス張りによる清…続き (2/17)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

日経産業新聞 ピックアップ2017年2月22日付

2017年2月22日付

・米ザイリンクス 5G向け省エネ半導体 アナログ回路内蔵
・保険現地調査、眼鏡型端末で SOMPO
・DIC 屈折率低い光ファイバー向け樹脂材料
・長津製作所 フィリピンで樹脂部品工場
・糖尿病患者にネット面談 ベネフィット・ワン…続き

日経産業新聞 購読のお申し込み
日経産業新聞 mobile

[PR]

関連媒体サイト