ニッポン改造

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

半世紀ぶり地上に姿、渋谷に復活するか「春の小川」

(1/4ページ)
2014/5/30 7:00
共有
保存
印刷
その他

ケンプラッツ

 東京・渋谷駅周辺の再開発に伴い、2014年春、渋谷駅東口駅前広場の地下を北から南に流れる「渋谷川」の暗渠(あんきょ)が半世紀ぶりに地上に姿を現した。かつて渋谷川に流れ込んでいた支川は、唱歌「春の小川」のモデルともいわれる。再開発によって、現在はほとんど水がなく干上がった渋谷川に清流を復活させ、川沿いに新たな水辺空間を創出する。

 渋谷川は、JR渋谷駅のすぐ東側を“最上流”とする長さ約2kmの二級河川だ。下流で名前が古川に変わり、長さ約4kmの開水路を通って東京湾にそそぎ込む。渋谷川のうち、バス乗り場などがある東口駅前広場を横断する250mほどの区間は、長らく暗渠となっていた。

 2014年1月、この暗渠の内部を目にすることができるとちまたで話題になった。暗渠の蓋として架けられていた桁の一部が撤去されたからだ。

[左]蓋が撤去され、姿を現した渋谷川の暗渠。渋谷駅の東口駅前広場を南側から見る。2014年3月撮影(写真:赤坂麻実)
[右]東口駅前広場を、広場の東側に建つ「渋谷ヒカリエ」から見下ろす。写真左端の緑色のネットが掛かった部分で、渋谷川の暗渠の蓋を撤去していた。2014年4月撮影(写真:山崎一邦)
画像の拡大

[左]蓋が撤去され、姿を現した渋谷川の暗渠。渋谷駅の東口駅前広場を南側から見る。2014年3月撮影(写真:赤坂麻実)
[右]東口駅前広場を、広場の東側に建つ「渋谷ヒカリエ」から見下ろす。写真左端の緑色のネットが掛かった部分で、渋谷川の暗渠の蓋を撤去していた。2014年4月撮影(写真:山崎一邦)

 この工事は、「駅街区開発計画」で実施しているものの一つ。同計画は都市再生特別地区の再開発事業として東急とJR東日本、東京メトロが東京都に提案し、都が2013年6月に都市計画決定した。

 この再開発事業によって、渋谷駅の東口には高さ約230mの駅ビルとなる東棟が建つ。渋谷川は暗渠区間を現在よりも東側に移設し、駅前広場の地下に雨水の貯留施設を設ける。

駅街区開発計画の完成パース。渋谷駅を北側から見る。東棟の高さは約230m(資料:東急)
画像の拡大

駅街区開発計画の完成パース。渋谷駅を北側から見る。東棟の高さは約230m(資料:東急)

■「東口アーバンコア」を水路が横断

 移設する渋谷川の水路は、東棟と地上部、2013年3月に地下化した東急東横線の地下駅などを垂直につなぐ「東口アーバンコア」のそばを通る計画となっている。エスカレーターやエレベーターといった上下の動線を設ける東口アーバンコアの地下1階付近を水路が横断する。

再開発で計画する渋谷駅東口の断面図。東口アーバンコアのそばを渋谷川が流れる(資料:東急)
画像の拡大

再開発で計画する渋谷駅東口の断面図。東口アーバンコアのそばを渋谷川が流れる(資料:東急)

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 3ページ
  • 4ページ
  • 次へ
共有
保存
印刷
その他

電子版トップテクノロジートップ

関連キーワードで検索

渋谷再開発渋谷川東急

日経BPの関連記事

【PR】

ニッポン改造 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

既存の高架線路を挟むかたちで相対式ホームが設置される、おおさか東線南区間の新駅「衣摺駅」(仮称)の建設箇所(写真:大野 雅人)

「おおさか東線」 ものづくりの街貫く新鉄道ルート

 大阪環状線の東側を南北に結ぶ新たな鉄道ルート「おおさか東線」。2019年春の開業を目指して工事が進む新大阪─放出間の北区間(11.1km)に加え、営業中の放出─久宝寺間の南区間(9.2km)でも新駅…続き (3/8)

日本橋室町3丁目地区再開発[マップB-3]。オフィス、商業、ホールなどからなる延べ面積約16万8000m2の大規模再開発。地下3階・地上26階で、5~25階にオフィス、3階にホール、地下1階~地上2階に商業施設、地上1階レベルには大規模な屋外広場を設ける(資料:三井不動産)

神田へ広がる再開発 「日本橋再生計画」第2ステージ

 日本橋エリアでは、「日本橋再生計画」の第2ステージが本格化の時期を迎える。三井不動産は、東急百貨店日本橋店の跡地に建設した「コレド日本橋」が開業した2004年…続き (2/28)

大手町2丁目常盤橋地区再開発[マップB-2]。日本ビル、朝日生命大手町ビルなどの跡地約3万1400m2に、総延べ面積約68万m2のオフィスを中心とした4棟のビルを建設する。設計は三菱地所設計が担当し、2027年9月の完成を目指す。4棟のうち最も規模が大きいB棟は、高さ約390m、地下5階・地上61階、延べ面積約49万m2。高さは大阪市のあべのハルカスを上回り、日本一となる(資料:三菱地所)

東京・八重洲 五輪後は日本有数の摩天楼に変貌

 東京駅周辺では、大手町の西側で「大手町1-1計画」「大手町2丁目地区再開発」「OH-1計画」の工事が着実に進んでいる。2016年4月には「大手町フィナンシャルシティ」(大手町1丁目第3地区再開発)が…続き (2/16)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

日経産業新聞 ピックアップ2017年3月30日付

2017年3月30日付

・商品を自動提案 人が協業 トランスコスモス
・紙おむつ再生 自治体救うか ユニ・チャーム
・エフティグループ 電力小売り「取次店」拡大狙う
・日立プラントメカニクス センサー無しで天井クレーン制振
・ポピンズ 直営で学童保育展開…続き

日経産業新聞 購読のお申し込み
日経産業新聞 mobile

[PR]

関連媒体サイト