スマートフォンより安くなったA4ノートが迫る「決断」
どうする国内勢 迎え撃つか、戦線撤退か

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2011/7/14 16:00
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 5月から始まったパソコン夏商戦に異変が起きている。外資系パソコンメーカーが、A4オールインワンノートで、かつてない“低価格攻勢”を仕掛けているのだ。驚きなのは、DVDスーパーマルチドライブを搭載した、れっきとしたA4オールインワンノートが、3万円台前半で入手できるようになったこと。遂に、A4ノートがスマートフォンより安く購入できる時代に突入した。ユーザーにとっては大歓迎だが、パソコンメーカーは「受難の時代」とも言うべき厳しい状況を迎えている。

レノボ・ジャパンの「G560e 105052J」は、15.6型のA4オールインワンノート。光学ドライブはDVDスーパーマルチを搭載している。この仕様で3万1580円の価格は衝撃的だ
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レノボ・ジャパンの「G560e 105052J」は、15.6型のA4オールインワンノート。光学ドライブはDVDスーパーマルチを搭載している。この仕様で3万1580円の価格は衝撃的だ

 調査会社BCNの最新データによると、2011年7月4日~7月10日のノートパソコン販売台数ランキングの3位に入っているのがレノボ・ジャパンの「G560e 105052J」。価格.comの最安値は3万1580円という衝撃的な価格が付いている(7月13日時点)。と言っても、決して悪かろう安かろうではない。この製品は、Windows 7 Home Premiumを搭載した15.6型のA4オールインワンノートで、CPUにはCeleron T3500を搭載し、HDDは320GBの容量を備え、光学ドライブはDVDスーパーマルチを搭載している。文書作成やWeb閲覧、メール送受信など、通常の活用法ならこの基本性能で十分だ。

 日本エイサーの「eMachines eME732Z-F22B」も安い。こちらも、15.6型A4オールインワンで、価格.comの最安値は3万6075円。私も実際に試用してみたが、Windows 7は問題なく動作したし、思ったほどのストレスはなかった。CPUはPentium P6200と、かなり下のクラスになる。もちろん、Core i3よりも下位だが、2コア・2スレッドで、性能的にはCore 2 Duo P8400あたりと変わらないだろう。つまり、数年前のメーンマシンと同等のパフォーマンスだ。これで3万円台なら十分満足できる。

 同じく日本エイサーの「Aspire AS5742-F52D/K」は、CPUにCore i5-480Mを搭載しながら価格.comの最安値は4万789円だ。Core i5を搭載しているのに、ほぼ4万円という価格はすごい。しかも、HDD容量も500GBとほどほどの余裕がある。この製品も前出のBCNランキングの第2位にランクされているが、このコストパフォーマンスなら人気が出るのもうなずける。

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