出願から14年、アマゾンの「1クリック特許」が日本で成立
2018年9月まで有効、モバイルビジネスに影響か

2012/4/13付
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 1990年代末にビジネスモデル特許の先駆けとして世界的な関心を集めた、いわゆる「1クリック特許」が、2012年3月に日本で成立したことが分かった。米Amazon.com社が1997年9月に米国で出願した特許で、ショッピング・サイトやコンテンツ配信サービスなどに関連した基本特許の一つと目される発明である。国内で普及が急速に進むスマートフォンやタブレット端末関連のビジネスに大きな影響を与える可能性がある。

Amazon.com社は、タブレット端末や電子書籍端末を発売するなど、モバイル関連ビジネスに力を入れている

 今回、日本で成立した特許は2件(特許番号は4,937,434と4,959,817)。1998年9月の原出願を分割した出願が特許になった。請求範囲は若干の修正を含むが、14年前の原出願とほぼ同等である。

 1クリック特許は、ショッピング・サイトなどの会員が、商品購入の手続きを簡単に済ませられるシステムの発明。住所や氏名、クレジットカード番号などをあらかじめ登録しておけば、画面上の専用ボタンをマウスで1度クリックするだけで商品の発注から支払い、配送までの手続きを完了できる仕組みを特許化した。

 Amazon.com社は現在も自社のサービスでこの特許を活用しており、2000年には米Apple社が特許ライセンスを受けている。

(日経エレクトロニクス 高橋史忠)

[Tech-On! 2012年4月13日掲載]

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