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新興国で台頭する地場メーカーの「100ドルスマホ」
世界のモバイル通信事情(1)

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2013/12/24 7:00
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 2013年7月に米スプリント・ネクステル(現スプリント)を買収したソフトバンク。2013年10月にはガンホー・オンライン・エンターテイメントと共同でフィンランドのゲーム会社、さらには携帯電話端末の卸売事業で世界最大規模の米社をそれぞれ傘下に収めると発表した。ソフトバンクに限らず、NTTドコモやKDDIもグローバル展開を強化している。こうした動きの背景にあるのは、国内市場の成熟化だ。各社が海外展開に力を入れるのは自然の流れで、今後はボーダレス化の動きがさらに加速していく。今や、通信業界に携わる人も一般ユーザーも、海外の動向を把握しておくことは不可欠になってきた。連載「世界のモバイル通信事情」では、一般ユーザーになじみが深い「携帯電話端末市場」「公衆無線LAN」「モバイル決済」「モバイルヘルス」という4つの動向について、情報通信総合研究所の研究員が解説する。今回は、「携帯電話端末市場」について紹介しよう。
(日経コミュニケーション)

 大手メーカーの事業撤退や縮小が相次ぐ日本の携帯電話端末市場。だが、世界ではスマートフォン(スマホ)を中心にまだ成長が見込める。中でも期待が高いのは、新興国市場。米IDCによると、2017年にスマートフォンの年間出荷台数はブラジルで129.4%、インドで459.7%(ともに2013年との比較)も伸びる見通しである(表1)。世界の様々な端末メーカーが虎視眈々(こしたんたん)と狙っているような状況だ。新興国では地場メーカーの活躍も目覚ましく、中古端末も手ごわいライバルとなりそうだ。

表1 主要国におけるスマートフォンの出荷台数予測

表1 主要国におけるスマートフォンの出荷台数予測

■新興国で地場メーカーが躍進

 米ガートナーによると、2012年の世界の携帯電話販売台数は約17億4618万台(表2)。韓国サムスン電子、フィンランドのノキア、米アップルの上位3社だけで全体の約半分のシェアを占める。これに対して日本は、MM総研によると出荷台数ベースの2012年度実績で4181万台(表3)。全世界の2%強の市場規模しかなく、世界6位の中国華為技術(ファーウェイ)の年間販売台数より少ないのが実情である。その国内もアップルやサムスン電子といった海外勢が伸びている。

表2 世界の携帯電話販売台数シェア(2012年、累計販売台数は17億4618万台)

表2 世界の携帯電話販売台数シェア(2012年、累計販売台数は17億4618万台)

表3 日本の携帯電話出荷台数シェア(2012年度、累計出荷台数は4181万台)

表3 日本の携帯電話出荷台数シェア(2012年度、累計出荷台数は4181万台)

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