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ドコモ、非情の決断 日の丸ケータイの終焉

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2013/7/8 7:00
情報元
日本経済新聞 電子版
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その他

 NTTドコモがソニーと韓国サムスン電子の2端末に集中する「ツートップ戦略」を採用してから、もうすぐ2カ月。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」への対抗策だったが、顧客獲得には期待したほどの結果が出ていない。国内携帯電話メーカーの間にはドコモの非情の決断に嘆きの声が広がり、「ドコモ離れ」の動きも出てきた。

■サムスン優位は許せない

 ドコモ本社と目と鼻の先の経済産業省。梅雨に入ったころからか、本館3階の商務情報政策局に、富士通やNEC、パナソニックなど国内メーカーの渉外担当幹部が顔色を変えて駆け込むようになった。

 「ソニーはともかく、サムスンを優位にするような戦略は許されるのでしょうか」

 「これ以上苦しくなったら、我々の立場がなくなってしまいます」

 多くは、国内の携帯電話ビジネスの頂点に立つドコモへの注文や批判。ソニーの「エクスペリアA」とサムスンの「ギャラクシーS4」の2端末だけ、値下げ原資の販売促進費を手厚くするドコモのツートップ戦略への不満だった。通信行政を司る総務省と協力してドコモに路線修正を働き掛けてくれるよう、懇願するメーカー担当者までいるという。

 ドコモ社長の加藤薫がスマートフォン(スマホ)のツートップ戦略を発表したのは5月15日。夏商戦向けの新製品発表会では、ソニーとサムスンの2機種の価格を大幅に下げる販売戦略にばかり注目が集まった。一方、いわゆる「ドコモファミリー」の主要メンバーであるNECやパナソニックなどの端末は脇役に終始した。

 加藤は発表会後、記者たちに取り囲まれると、「端末メーカーとの間に特別な関係はありません」と言い放った。まんべんなく販促費をばらまく発想を捨て、たった2つの端末に集中するツートップ戦略。選ばれなかったメーカーには残酷な結末だけが待っていた。

 東京都内のビジネス街にあるドコモショップ。店頭で目に入るのは、「ドコモのツートップ」と大きく書かれたポスター。掲載された端末はサムスンとソニーの2機種だけ。スマホの新モデル売り場の半分近くを2機種の宣伝スペースが占め、最も目立つ位置に専用棚が与えられている。そして、ツートップ以外の端末より3万円近く安かった。

■「ツートップ戦略は絶縁状」

 「ツートップ以外は相当つらい」。ある販売代理店関係者は6月に入ってすぐ、こう漏らしていたが、結果はすぐに出た。6月末までのスマホ販売台数はソニーとサムスンの主力2機種で合計123万台に達したが、ツートップから外れたパナソニックとNECはそれぞれ1万5000台、1万台ほどにとどまったという。

 当然、ドコモと端末メーカーの間には、すきま風が強く吹き始めている。

 「何も聞いていないですよ。今も、相手さんとは…

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