旧丸井今井旭川店買収、地元企業のハスコムが意欲

2010/11/17付
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 昨年7月から閉店したままの旧丸井今井旭川店の買収に、地元企業のハスコム(旭川市、山下秀哉社長)が名乗りをあげたことが分かった。これまで、主に極東証券が買収の意欲を示していたが、金額で合意に至らず交渉が長引いていた。ハスコムはより高い金額を提示したとみられており、同市中心市街地の空洞化の象徴ともなっている“丸井今井問題”が急展開する可能性も出てきた。

 ハスコムは1967年創業の不動産会社。携帯電話販売も手掛け、NTTドコモ端末の道内販売シェアは11%を握る。2010年3月期の売上高は67億9500万円。先月には、携帯事業を分社化し、ハスコムモバイル(札幌市)を設立した。

 買収案件は9月下旬、債権者の金融機関が持ち込んだという。これに対し、ハスコムは3億円前後の買収額を提示したとみられる。同社は旧丸井今井旭川店周辺にドコモショップ2店を出店しており、中心市街地の活性化は携帯事業にもプラス効果があると判断した。極東証券の提示額より数千万円高いもようだ。

 建物取得後は、隣接する西武旭川店との競合を避けてディスカウント店などを入れる方向だ。対象テナントとの交渉も進んでいる。ただ、同社幹部は「35万人都市旭川の駅前にふさわしいビルにしたいとの思いもある」との考えも示している。

 ハスコムは旭川市にも買収の意向を伝えた。ただ、市は「取得者が確定した段階で支援策の検討に入る」との姿勢を崩していない。そのため「取得が決まれば即座に市と協議に入りたい。そこでどんな協力が得られるかで“活用法”も決まってくる」(同社幹部)としている。

 旭川市は補助金取得のために来年3月までに中心市街地活性化計画を策定し、国の認可を受ける方針。これには旧丸井今井の活用策を盛り込む必要がある。

 昨年1月に経営破綻した旧丸井今井は札幌本店と函館店の事業を三越伊勢丹ホールディングスに譲渡した。旧丸井今井は旭川店売却など民事再生手続きに専念している。

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