LED照明・冷房に地下水… 神奈川企業の節電対策

2012/3/21付
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 神奈川県内の企業が節電対策に一段と力を入れる。昨年以降、各社とも積極的に取り組んでいるが、地下水を利用して冷房効率を高めたり、電力消費量の大きい機器を削減したりと新たな知恵を絞る。夏に向けて改めて電力不足が懸念されることに加え、今後の東京電力による電気料金の引き上げに対応する。

 板金加工の野口製作所(神奈川県綾瀬市)は節電に地下水を利用する。6~7月にも工場の屋上に地下水を散布する機械を導入。屋上部分にたまる熱を冷やすことで冷房効率を高める。100万から200万円の費用がかかるが、冷房に使う電力量を1~2割削減できると見る。

 サーバーなど電力消費量の大きい機器の運用方法を工夫する動きもある。冷凍倉庫のヨコレイは1台のサーバーで複数の業務を行う新技術を採用。データセンターのサーバーを現在の34台から21台に減らし、同センターの消費電力を6割以上減らす。

 東電の値上げ方針を受けて、電気料金の基本となる契約電力を見直そうという動きも出てきた。契約電力は企業が使うピーク時の最大電力などで決まるため、塗装機器大手のアネスト岩田は自家発電設備を活用することで最大電力を抑えることを検討する。金型製造の吉岡精工(横浜市)も従来の電力使用量を分析して、抑制できるか調べている。

 昨年以降、広がっている店舗や工場の照明の発光ダイオード(LED)への切り替えも加速する。セイジョーなどドラッグストア運営のココカラファインは2012年度中に全1129店をLEDにする。3月末までに488店に導入する予定で、25%の節電効果があるという。樹脂成形のユニオン産業(川崎市)も本社工場と日吉工場(横浜市)でLED照明の導入を決めた。

 ただ、中小企業にとって照明の切り替えなどの投資負担は軽くない。鋼管製造のトーキンオール(川崎市)は照明のLED化を検討しているが「初期投資に100万円単位で費用がかかり、一気に切り替えるのは難しい」という。

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